産業技術総合研究所は、マイクロレンズアレイを用いた新しい原理のARマーカを開発しました。 従来型ARマーカは、正面付近から見た時に姿勢の推定精度が悪いという大きな問題がありましたが、今回開発に成功した「ArrayMark」は、見る角度に応じてパターンを変化させることで、この問題を解決しています。 "今回用いた構造ですが、マイクロレンズアレイの裏に細かい十字のパターンを印刷しています。その十字パターンをレンズを通して見ると大きな十字パターンが現れて、それが見る角度によって移動します。ということは、その十字の位置を検出することで、逆に計算して姿勢を検出することができるという仕組みです。" "青い方が我々のマーカ、赤い方が従来のマーカです。このように青い方は非常に安定して、垂直の線を表示することができているのですが、赤い方はチラチラとぶれています。" ArrayMarkは、高精度に安定する他、照