コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。 宮脇 睦(有限会社アズモード) 年度末がやってきました。新年度を前に、自分の将来についてふと考えてしまうこともあるのではないでしょうか。 遠い将来についての結論をいえば、若くして旅立たれたキャスター黒木奈々さんの著書『未来のことは未来の私にまかせよう』のタイトル通り、時に委ねることが正解だと考えます。なぜなら、学生時代に「反省文」しか書いたことがない私が、本サイトはもちろん、論壇誌などに連載を持っているのですから。 一方、近未来の準備として伝
コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。 宮脇 睦(有限会社アズモード) CMでは山田孝之さん演じる背広姿の営業マンと、とび職役の新井浩文さんが想像のなかで和解していましたが、実際の現場ではなかなかこうはいきません。営業と他部署の軋轢が多くの業界で確認されるのは、営業という職種があまり知られていないからなのでしょう。 CMにも登場した営業の「土下座」などは最たる誤解。Web担当者も接することの多いであろう営業マン。彼らとの人間関係を構築する上で、誤解を解き、業務上から身につけてしまう
今日は、デジタルに明るい立場のあなたが、そうではない人たちに理解してもらい、その協力を得て、うまく仕事を進めるために大切な、考え方や姿勢について。 デジタルを活用して仕事を進めようとしているのに、上司や仲間があなたの考えていることをちゃんと理解してくれず、話が通じずに困ったことはありませんか? 自分では「こうすれば良い結果が出るはずだ」と思っているのに、それが理解されなかったり、思ってもいないところでひっかかられたり。 で、思っちゃうんですよね。 ダメだ、この人たち、わかってない。 そもそもデジタルの知識がなさすぎて会話にならない。 でも、他人と一緒に仕事を進めるとき、特に、得意分野や経験のバックグラウンドが違う人たちと一緒に何かをするときには、ちょっと考え方を変えてみるのはいかがでしょうか。 専門家のもっている情報を人に伝える「水」のような役割最近公開された、あるインタビュー記事で、「こ
今日は、「マーケティング業務に必要な知識」の調査データの情報をお届けします。ガートナーさんが調べたもので、上位は「企画・立案能力」「データ分析能力」「マーケティング全般の経験・知識」でした。 「マーケティング業務の変化に関する調査結果」を、ガートナー ジャパンが発表しました。 ガートナー、マーケティング業務の変化に関する調査結果を発表マーケ業務にもっとも必要なスキルは企画・立案マーケティング業務において必要なスキルに関する質問では、次のような回答でした。 「重要であり絶対に必要」と回答した人の多かった上位の項目は次のとおり。 企画・立案能力(72.1%)データ分析能力(62.4%)マーケティング全般の経験/知識(54.7%)社内調整力(53.1%)プレゼンテーション能力(43.5%)デジタル・マーケティング専門の経験/知識(36.1%)スキルの重要性でいうと、「デジタルマーケティングの経験
今日は、読みやすい・理解しやすい文章をつくるための、テキストライティングのポイントを、NII(国立情報学研究所)などが開発している「リーディングスキルテスト」の要点から考えてみます。 リーディングスキルテスト「リーディングスキルテスト(RST)」とは、シンプルな文章を子どもたちがどれぐらい正確に読めるかを科学的に診断するものです。 人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の一環として、NII(国立情報学研究所)社会共有知研究センターが開発し、他の企業などと協力しながら実施していいるもの。 このテストでは、人が初見のドキュメントを読解するにあたって、11のプロセスをを経ているという考えで作られています。そのプロセスとは、次のようなものです。 人がドキュメントを読解するときのプロセス文節に正しく区切る。 例:私は学校に行く。→私は/学校に/行く。 係り受けの構造を正しく認識する。 例:
今日は、Webライティングにもメールにも役立つはずの、「わかりやすく、読みやすい」文章を作るための日本語を解説したマニュアルを紹介します。これは、すべての社会人が読むとその日からトクする情報です。 いわゆる「お役所言葉」改善の手引 by 佐賀県「いわゆる『お役所言葉』改善の手引」という、佐賀県が2004年に公開した文書があります。文書名だけ見ると「なんだ、また意味のない無駄なやつか」と思うかもしれませんが、これが非常に役に立つ内容だったのです。 佐賀県:いわゆる「お役所ことば」改善の手引きの策定 なにが役に立つって、本当に「わかりやすい、読みやすい、伝わる」文章を書くための基本をシンプルかつ明確に、具体的な例を示しながら解説してくれているのです。 内容はこんな感じです。 できるだけ具体的な表現を的確で簡潔な文章を、まずは結論から行政で多用される慣用語の見直しをカタカナ語(外来語)は普及して
AdWordsの世界で「類似パターンなしの完全一致」オプションがなくなったことにより、SEO担当者がキーワードを選定したりターゲットに選んだりすることにも問題が生じていることが、前編の解説でわかった。 では、SEOに従事する僕たちは、キーワードの調査や選定という観点で、何をどう考えて、どう行動するべきなのだろうか? 後編となる今回はどのような対策が考えられるかを見ていこう。→前編を読む 僕たちにできること僕たちにも、いくつかできることはある。まったく無力というわけではない。この状況からそれなりの成果を引き出す力がある。 まず、キーワード調査をする際、今後はAdWordsだけに頼るのをやめよう。AdWordsだけでは十分ではない。せめてGoogleサジェストのようなものを使う必要がある。 僕のお気に入りのツールはSEMrushだ。Keyword Toolも気に入っている。どちらも非常に優秀だ
「本当の完全一致」ができなくなったAdWordsの世界今回は、キーワード調査や、グーグルのAdWordsプラットフォームで、類似パターンを含めない完全一致キーワードだけを指定して入札するオプションが廃止され、完全一致でも類似パターンが含まれるようになったことから起きる問題について取り上げよう。 AdWordsはもう10年も、SEOやPPCの担当者がキーワードの調査や機会把握のために好んで使うツールとなっている。AdWordsにおいてキーワードをどう選ぶかに関しては、これまでずっと複数の選択肢があった。 ここでは、食品をネット販売していて、アジアの調味料である魚醤(fish sauce)をネットで販売しているとしよう。そして、入札するキーワードやフレーズを多少変更したいとする。 角かっこ([ ])を使って完全一致だけを指定すれば、正確に「fish sauce」というキーワードに入札できる。単
三題噺(さんだいばなし)とは?三題噺(さんだいばなし)とは、落語の形態の一種で、客席から3つの言葉をもらい、それを織り込んでその場で話を作るという即興演目のことです。有名なものに「酔っぱらい」「財布」「芝浜」というお題からできた落語演目で芝浜があります。コンテンツを作る場合には即興性は不要ですが、元の発想としてはこの三題噺の考え方が非常に役に立ちます。 まず、お題となる言葉を出します。1人でエディターソフトを開いてたくさんの言葉を並べてみるのも良いでしょう。ブレーンストーミング形式でいろいろな言葉を並べてみれば、1人の発想を超えるたくさんの言葉が出てきます。その言葉を出す基準を変えて何度かやってみると、アイデアが無数に生まれます。 「いつ」「どこで」「誰が」が代表的な三題噺の作り方コンテンツには「5W1H」が不可欠であるといいますが、これを無意識に織り込んで発想するのは大変です。そこで「5
マルチデバイス時代のコンテンツ戦略を考えるこの記事、後編である今回は、デバイスごとの特徴と有効なコンテンツを紹介し、それに基づいたコンテンツ戦略の立て方を考えていこう。→まず前編を読む デバイスごとの利用法:コンテンツ僕たちが利用するコンテンツの種類はデバイスごとに大きく異なっており、需要に応えられるコンテンツ制作には体系的なアプローチが必要だ。 たとえば、読者の注意をどれぐらいの間、つかんで離さずにおかなければいけないかといったことを考慮しておくということだ。 これについてデバイスごとに見ていこう。 デスクトップ:効率的で、最新情報が得られるデスクトップでの利用は、非常に対応しやすい。いちばん使い慣れているデバイスであり、ブランドにとっても一番長く経験を積んできたデバイスだからだ。 デスクトップではあらゆるコンテンツ形式が有効だが、特に効果を発揮するのは長めの記事形態であり、インタラクテ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く