最近はシェーダ JIT の可能性をいろいろ探索するためにコンパイラ技術を調べています. 論文を読んでいると、JIT 技術の研究コミュニティが目指しているひとつの行き先は動的言語の高速実行であることが分かる. ちょうど Google Chrome の JavaScript エンジン V8 がなんか早いらしいということで、 すこし中身をしらべ、BlackScholes 計算でベンチマークを取ってみました. V8 V8 の実行性能については、 John Resig 氏のサイトに比較がいろいろあるので参照してほしい. http://ejohn.org/blog/javascript-performance-rundown/ ベンチの内容にもよるのだが、Chrome ベンチを除けば、 Tracing JIT による TraceMonkey と大体同程度のパフォーマンスを実現している. V8