MAY.E 言葉で損なわれる雰囲気って あると思うんですよ 去年11月、may.e(メイ・イー)のセカンド・アルバム『私生活』を手に入れた。アコースティック・ギターによる素朴で心地よいメロディー、語感の良い言葉で紡がれた歌詞、そしてほんの少しトリッピーなサウンドスケープ。これらが交わる『私生活』に、筆者はすっかり魅せられてしまった。 may.eについて簡単に説明しておくと、現在22歳の彼女は、愛知県出身のシンガーソングライター。去年5月にファースト・アルバム『Mattiola』をリリースし、インディー・ミュージック・シーンで注目を集めた。レヴューでも書いたが、『Mattiola』はビーチ・ハウスを想起させるドリーミーなアシッド・フォークになっている。こちらも必聴レベルの作品なので、ぜひ聴いてみてほしい。 インタヴューは渋谷の宇田川にある飲食店でおこなったのだが、実を言うと当日、筆者は前日に