タグ

ブックマーク / www.webchikuma.jp (155)

  • 第1回 あなたはだれ? そして、あなたに話しかけているのはだれ?|人生につける薬|千野 帽子|webちくま

    あなたは「物語る動物」です。 あなたは「物語る動物」です。 僕も「物語る動物」です。 「物語る動物」どうし、なかよくしましょう。 なかよくする近道は、自分が「物語る動物」であることを、おたがい自覚することです。 僕は千野帽子といいます。 僕は日の地方都市に生まれ、日の大学と外国の大学院を出て、勤め人をしているときに、こうやって文章を書く仕事もはじめました。 長いこと京都に住んでいましたが、おととし神戸近郊に引っ越しました。 どうかよろしくお願いします。 できごとと時間とストーリー いま、自己紹介で経歴を述べるとき、僕はできごとを時間順に並べました。 (じつは就職のほうが外国の大学院の修了より先なのですが、順番が入れ替わってます) もちろん 「いまは神戸に住んでるけど、おととしまでは京都にいたよ」 というふうに、時間を逆にさかのぼることもできます。 いずれにしても、「できごと」を語ってい

    第1回 あなたはだれ? そして、あなたに話しかけているのはだれ?|人生につける薬|千野 帽子|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/06/26
  • 第1回 後藤正文インタビュー創作の源にあるもの |ゴッチ語録|後藤 正文|webちくま

    『ゴッチ語録 決定版――GOTCH GO ROCK!』(ちくま文庫)発売を記念して、著者の後藤正文さんのインタビューを公開します。よく聴く音楽のことから、社会問題のこと、歌詞の秘密、好きななど、話題の尽きないインタビューの第一弾です。 (聞き手=編集部 井口、山拓) 第1回 音楽と社会 最近よく聴いている音楽 ―― 『ゴッチ語録 決定版』にはたくさんのミュージシャンが出てきますが、最近よく聴いている音楽についてお教えください。 後藤 去年だったら、コートニー・バーネットっていうオーストラリアのシンガーソングライターのアルバムをよく聴いてましたね。今年はブライアン・イーノをよく聴いてます。フリップ&イーノのアルバムを聴いたりとか。あと、僕はほとんどレコードで音楽を聴くので、ヘビーローテーションはないんですよ。レコードの場合、しっかり時間を取って聴かないといけないので。今年だったらイギー・

    第1回 後藤正文インタビュー創作の源にあるもの |ゴッチ語録|後藤 正文|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/06/21
  • 第5回 「一般化のワナ」に注意しよう|はじめての哲学的思考|苫野 一徳|webちくま

    哲学的思考の“奥義”をお伝えする前に、今回は、その一歩前の思考法についてお話ししたいと思う。 ポイントは二つある。かつて『勉強するのは何のため?――僕らの「答え」のつくり方』(日評論社)というにも書いたことなのだけど、ここではまたちょっと別の角度から、改めて述べることにしたいと思う。 一つは、「一般化のワナ」に陥らないという話。もう一つは、「問い方のマジック」にひっかからないという話だ。 今回は、まず前者についてお話ししたい。 1.一般化のワナ “経験”に要注意 はじめに、次のようなテーマについてちょっと考えてみよう。 僕たちの社会には、生まれた家庭のちがいによって、その後の社会的地位に大きな差が出てしまうということがある。 たまたまお金持ちの家に生まれたおかげで、幼いころからさまざまな教育の機会に恵まれ、大きな社会的成功を収めることができた人たちがいる。でもその一方には、たまたま貧し

    第5回 「一般化のワナ」に注意しよう|はじめての哲学的思考|苫野 一徳|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/06/20
  • 鴨長明の謎|ちくま新書|鈴木 貞美|webちくま

    災害ののちに ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある、人と栖と、またかくのごとし…… 日人なら、誰もが習い憶え、いつでも口ずさむことのできる『方丈記』の冒頭である。その前半には、平安末期、京の都を天変地異が襲い、人びとが逃げ惑うさまがリアルに描かれていることもよく知られる。 二〇一一年三月一一日、東日を襲った大地震と大津波は、福島第一原子力発電所の事故をも引き起こし、国際的に注視の的となり、多くの義援金が寄せられ、改めて原発論議が興るなど、さまざまな波紋を生み出した。その後遺症は、いまなお大地と水に、そして人びとの心に残りつづけている。人びとは一生、いや、何代にもわたって、その傷を抱え、事後処理と格闘しつづけなければならない。 大災害は災害の記憶と記録を、また、それらについて記したことばを

    鴨長明の謎|ちくま新書|鈴木 貞美|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/06/03
  • 第1回 哲学ってなんだ?|はじめての哲学的思考|苫野 一徳|webちくま

    哲学は「質」を洞察することで、その問題を解き明かすための「考え方」を見出す営みだ。2500年の歴史を持つ哲学は、できるだけ誰もが納得できるような考えに到達するための、力強いさまざまな思考法に満ちている。哲学的な思考法のエッセンスを、初学者にも理解できるよう伝えるスリリングな連載第1回。 哲学は役に立つ テツガクと聞くと、多くの人は、実生活に大して役に立たない、何だかよく分からない難しそうなことを考えているもの、というイメージを持つんじゃないかと思う。 たしかに、「私ってなんだろう?」とか、「時間ってなんだろう?」「愛ってなんだろう?」「言葉ってなんだろう?」「生きる意味ってなんだろう?」とかいったいかにも“哲学的”な問いは、それだけ聞くとあんまり“役に立つ”感じはしない。 哲学者と呼ばれる人たちも、そうしたさまざまな事がらの「そもそも」を、どこまでも考えずにはいられない人間だ。だからまと

    第1回 哲学ってなんだ?|はじめての哲学的思考|苫野 一徳|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/06/03
  • 第2回 人は終電に何を読んでいるのか|のぞきみ読書|webちくま

    電車でを読んでいる人はいったい何を読んでいるのか──究極の偶然にまかせた読書実態調査は思わぬ発見を運んでくるものだ。逆行する終電車、人もまばらな車内で出くわした「友」が読んでいたものとは…… 音割れするほど喧しく響く接近メロディは、地元・八王子出身、FUNKY MONKEY BABYSの「ヒーロー」。「最寄り駅の改札抜ければ いつもよりちょっと勇敢なお父さん」と歌うサビの部分が使われているが、京王八王子駅の改札に勇敢なお父さんはいない。お父さんどころか、誰もいない。 超満員の終電ほど漏れなく不快な場所もないが、その一方で、逆流する終電には、世の流れとも逆流するかのようなアウトサイダーな人種が揃うもの。終電に乗って家路に着くのではなく、むしろどこかへ出かけようとする人たちは、一体どんなを読むのだろう。新宿行きの終電、23時47分発の特急に乗りこみ、のぞきみを開始する。 兵隊の足並 この

    第2回 人は終電に何を読んでいるのか|のぞきみ読書|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/06/03
  • 第1回 とりあえず、山手線へ|のぞきみ読書|webちくま

    隣は何を読む人ぞ──と人との出会いは無数にある。電車の中も例外ではない。隣に座った見知らぬ人が読んでいるをチラリと見ると、そこには……。究極の偶然にまかせてを探す、好きのための読書コラム、連載第1回! 読みは、漏れなく読みが好きだ。例外はない。電車のなかで、読書に熱中している姿を見つけると「あっ、味方だ」と思う。味方は、どんなを読んでいるのだろう。つい、のぞきみする。いかにも文学少女っぽい風貌の人が、モテるための30みたいなを読んでいたり、モテるための30をコンプリートしていますと体全体で宣言しているような人が、グラシン紙にまかれた古典文学を読んでいたりする。その選書は大抵の偏見を負かす。車内の読書家探訪は、身勝手な落胆と歓喜が入り交じる。「最近読んで面白かったは?」というかしこまった問いには、玄人素人問わず、ついつい気取った回答を寄せがち。だからその手の読書特集って、実

    第1回 とりあえず、山手線へ|のぞきみ読書|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/06/03
  • 東京のランドマーク変遷史|『東京β』刊行記念|速水 健朗|webちくま(1/5)

    速水健朗さんの新刊『東京β――更新(アップデート)され続ける都市の物語』の刊行を記念して、「はじめに」と「第3章 東京のランドマーク変遷史」を大公開!6月3日にはHMV&BOOKS TOKYOで刊行記念イベントもあります。気鋭の宗教学者・岡亮輔さんと観光都市TOKYOをめぐるトークです。観覧フリーなので、ぜひお立ち寄りください。http://www.hmv.co.jp/st/event/24613/ 速水健朗さんの新刊『東京β――更新(アップデート)され続ける都市の物語』の刊行を記念して、「はじめに」と「第3章 東京のランドマーク変遷史――東京タワーからスカイツリーへ」を大公開! 6月3日19時よりHMV&BOOKS TOKYOで刊行記念イベントもあります。気鋭の宗教学者・岡亮輔さんと観光都市TOKYOをめぐるトークです。観覧フリーなので、ぜひお立ち寄りください。 速水健朗さん×岡

    東京のランドマーク変遷史|『東京β』刊行記念|速水 健朗|webちくま(1/5)
    nstrkd
    nstrkd 2016/06/03
  • 東京とはどのような都市なのか|『東京β』刊行記念|速水 健朗|webちくま

    速水健朗さんの新刊『東京β――更新(アップデート)され続ける都市の物語』の刊行を記念して、「はじめに」と「第3章 東京のランドマーク変遷史――東京タワーからスカイツリーへ」を大公開! 6月3日19時よりHMV&BOOKS TOKYOで刊行記念イベントもあります。気鋭の宗教学者・岡亮輔さんと観光都市TOKYOをめぐるトークです。観覧フリーなので、ぜひお立ち寄りください。 速水健朗さん×岡亮輔さんトークイベント 〜観光都市TOKYO、過去から見るか? 今から見るか?~ ※このイベントは終了しました 東京の街は、常にその姿を変化させている。 東京の街角に何か新しい建築物ができたなと気がつくことがあっても、かつてそこが何だったのかは、もう思い出せはしない。そんなことはあまりに当たり前になりすぎていて、誰も思い出そうとすら考えないのだ。東京とは、そんな街である。 『銀幕の東京 ―― 映画でよみが

    東京とはどのような都市なのか|『東京β』刊行記念|速水 健朗|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/06/03
  • #2. 調べ物と画面のデザイン|見えなくなったデザインの話|有馬 トモユキ|webちくま

    ウェブやスマートデバイスの普及にともなう「科学と芸術の融合」がもたらす環境の変化は、デザインをどう変えたのか。最先端の話題を紐解きながら、ゼロからデザインを定義する革新的なコラム連載第2回! いつ検索ボックスに文字を打ち込むのをやめられるか おかしな話に感じるかもしれないが、いかに文字を打たないで済むかについて考えている。いや、このコラムの文字数の話ではなく、調べ物の話である。最近はコンピュータの音声入力もかなり正確で、ぱちぱちと文字を打ち込むよりも「今日の天気を教えて」とiPhoneに言う方が早いのではないかという仮説だ。答えに到達するまでの実時間はそう変わらないかもしれないが、そう感じ始めている人も多いのではないだろうか。 私たちは意外なところで脳のリソースを使っている。スマートフォンのロックを解除して、天気のアプリを開くためには、スマートフォンが正しく認識できる手続き(ロックを解除し

    #2. 調べ物と画面のデザイン|見えなくなったデザインの話|有馬 トモユキ|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/05/17
  • #1. それはかつて、デザインと呼ばれていた仕事|見えなくなったデザインの話|有馬 トモユキ|webちくま

    ウェブやスマートデバイスの普及にともなう「科学と芸術の融合」がもたらす環境の変化は、デザインをどう変えたのか。最先端の話題を紐解きながら、ゼロからデザインを定義する革新的なコラム連載第1回! 世界が変わったのだから、デザインも変わらなければならない 環境の変化に応じて生物は振る舞いを変える。人間も寒ければ服を着こむし、音楽配信サービスが便利だと感じればCDは買わなくなる。最近だと写真はスマートフォンのカメラで事足りる、という人も多いのではないだろうか。 「世界が変わったのだから、デザインも変わらなくてはならない」。これはインターフェイス研究者・渡邊恵太氏の著書『融けるデザイン』の帯に書かれていた一文だ。世界が変わる瞬間というのは、ほとんど目撃することができない。 それは気づけばゆるやかに、しかしダイナミックに進行し、自分たちも変わらざるを得なくなっている。つねに相手が存在する、対話的な活動

    #1. それはかつて、デザインと呼ばれていた仕事|見えなくなったデザインの話|有馬 トモユキ|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/05/17
  • 第1回 人工知能が小説を書く日(前編)|最相葉月のさいとぴ|最相 葉月|webちくま

    話題になっては忘れられる発見、人知れず多大な熱意で進められている研究──。サイエンスや医療とその周辺に浮かんでは消えていくトピックをそっと掬い上げ、深く掘り下げるコラム連載第1回! 絵は抜群にうまいけれど物語の出来は平均点。絵は下手だけれど物語は斬新でおもしろい。そんな2人のマンガ家志望の若者から売り込みがあったらどちらを採用しますか──。 愚問を承知で、あるマンガ雑誌の編集長に訊ねたことがある。 「そりゃあ物語が書けるほうですよ」 絵がうまい人は数え切れないほどいるけれど、物語をつくる才能をもつ人はそうはいない。それを発掘し、育て、共によりよい作品に練り上げて世に送り出す。それが編集者の仕事だ。小説も同じである。文章がうまいだけでは作家にはなれない。誰にも似ていない自分だけの物語を求めて、からだと心のすべてを執筆に捧げる。それが作家だ。 「星新一らしさ」を目指して 先頃、人工知能AI

    第1回 人工知能が小説を書く日(前編)|最相葉月のさいとぴ|最相 葉月|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/05/15
  • 両義的な戦略家としての斎藤環|ちくま学芸文庫|玄田 有史|webちくま

    玄田有史さんは、斎藤環さんの『ひきこもり文化論』をどう読んだのか。4月刊のちくま学芸文庫より解説を公開します。 書は斎藤環の21世紀初頭における静かなる戦いの記録だ。これまで斎藤は「ひきこもり」という武器を持って、世間という見えざる大敵に戦いを挑んできた。 そして今やひきこもりは、日のみならず、世界も認める日常語となった。「ひきこもり」が、誰にも知られる言葉となった理由に、スポークスマンを自称する斎藤環による喧伝活動の影響を否定する人はいないだろう。それだけひきこもりの社会的認知にとって、 斎藤の存在は大きかった。 斎藤環の肩書といえば、書でも自身が記しているように、「ひきこもり」問題を専門とする精神科臨床医ということになる。しかし多くの人が同時に知っているのは、当代随一の社会・文化評論家としての斎藤環だろう。書には、臨床的見地からひきこもりを厳密に活写しようとする医師としての斎藤

    両義的な戦略家としての斎藤環|ちくま学芸文庫|玄田 有史|webちくま
    nstrkd
    nstrkd 2016/04/19
  • webちくま「1995年 国際情勢」速水健朗

    ためし読み 2024/10/2 山下慎一 「働かざる者うべからず」を問いなおす 『社会保障のどこが問題か―「勤労の義務」という呪縛』ためし読み

    webちくま「1995年 国際情勢」速水健朗
    nstrkd
    nstrkd 2014/10/07
  • オウム事件 webちくま「1995年」速水健朗

    NEW ためし読み 2024/9/5 平芳 裕子 【先行公開】浅くて研究に値しないのが「ファッション」?【東大ファッション論集中講義】 『東大ファッション論集中講義』よりイントロダクションを公開! NEW ためし読み 2024/9/5 後藤 一成 【先行公開】バーベルの重さ、回数、時間、最も効率的な筋トレとは?【最新のスポーツ科学】 『最新のスポーツ科学で強くなる!』より文を先行公開!

    オウム事件 webちくま「1995年」速水健朗
    nstrkd
    nstrkd 2013/04/27