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ブックマーク / mkamiya.jugem.jp (2)

  • 佐々木俊尚『自分でつくるセーフティネット』 | つぶやきコミューン

    20世紀から21世紀へと変わる中で、生じた大きな変化は、かつて日社会において、堅固な「箱」というセーフティネットとして機能していた会社の存在が次第にその機能を失い、同時に国家による社会保障というセーフティネットも、下の年代になるほど脆弱な存在となってきたことである。これからの時代は、現在どんなに恵まれた立場にいようと、職や立場を失い、しかも国によるセーフティネットがあてにできないことを前提に生きてゆくしかないのである。 佐々木俊尚氏の『自分でつくるセーフティネット 生存戦略としてのIT入門』(大和書房)は、インターネットの発達とSNSの隆盛により、社会が総透明化する中で、これからの時代のライフスタイルの基戦略を要約した快著である。 終身雇用制度のもと、単なる生計の糧を得るだけでなく、命を賭けても守りたいものであり、定年になっても居場所として機能していた「会社」という存在の意義はほぼ失わ

    nstrkd
    nstrkd 2014/08/17
  • 佐々木俊尚『レイヤー化する世界』 | つぶやきコミューン

    佐々木俊尚氏の最新作『レイヤー化する世界 テクノロジーとの共犯関係が始まる』(NHK出版新書)は、世界を舞台にした<ウチ>と<ソト>の変遷史である。<ウチ>と<ソト>、言い換えるなら<中心>と<周辺>。ポストモダンではおなじみの概念だが、多くの場合西欧文明が中心であり、それに対して第三世界が周辺という固定的な位置づけであった。 『レイヤー化する世界』では、この世界史を、古代ではなく、中世から始める。古代のギリシア・ローマの文明も、ヨーロッパではなく、地中海文明であったと前置きしながら。 すると、見えてくる風景はまるで違ってくる。ヨーロッパは、辺境の地であり、中心であったのはギリシア・ローマの文明を継承したイスラム帝国であり、中国であったのだ。 エルサレムを訪れた当時のヨーロッパ人たちは、その絢爛豪華な世界に圧倒され、同時に野蛮人扱いされ、屈辱を覚えた。この屈折した感情が、十字軍の原動力の一

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    nstrkd 2013/06/08
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