新型コロナウイルスへの中国の対応についてフランスのマクロン大統領やイギリス外相が疑問を呈していますが、中国政府は表立った反発をみせていません。 中国の対応を巡っては、フランスのマクロン大統領がイギリスメディアの取材に中国政府の情報隠蔽を示唆したほか、イギリスのラーブ外相は「中国は厳しい質問に答えなければならない」と責任追及の構えをみせています。ヨーロッパ各国からの相次ぐ指摘に対して中国外務省は17日の会見で、「最も必要なことは各国が団結し、ウイルスに打ち勝つことだ」と不快感を示しました。ただ、ウイルスの発生源などで激しく対立するアメリカに用いるような強い批判は控えました。ヨーロッパ各国とも関係が悪化し、孤立することは避けたいという思惑がありそうです。