■はじめに■ 日本が打ち上げた運輸多目的衛星(MTSAT)による衛星航法補強システム(MS AS)の試験運用が始まりました。MTSATは、平成17年2月26日に打ち上げら れ、これまで地上システムとの連接作業が行われてきましたが、8月ごろからMSAS の試験が行われるようになり、平成17年10月15日現在、断続的にではありますが、 MSASの試験信号が送信されています。以下、国土交通省 大阪航空局 神戸航空衛星 センターのHPからの引用です。 MSASが生成するGPS補強情報には、GPS信号の誤差補正情報、電離層遅延量 の補正情報、GPS衛星の異常有無に関する情報、GPSと同様の測距情報等が含まれ ており、これらを利用することで、測位精度の向上、異常なGPS衛星の検出・排除と 測位結果の信頼度推定が可能となります。その結果、GPS測位の安全性、信頼性が飛 躍的に向上し