ハッピーキャリアプログラムを受講し、専業主婦から部長に転身した岸田真由子さん(左)。「仕事が楽しくて仕方ありません」 =大阪市浪速区(写真:産経新聞) 結婚や出産を機に仕事を辞めた女性の再就職や起業を大学が支援するプロジェクトが、高い就職率を挙げている。就職に直結する資格が取得できるわけでも、熱心な就職先の斡旋があるわけでもないが、「学び直す」という行為を通じ、参加者自身が子育てや家事に追われる中で見失っていた自信を取り戻し、成功を引き寄せているようだ。(佐々木詩) 〔グラフで見る〕「20〜40代女性」続く自分探し、出世に迷い ■出張もこなす 「仕事ができることがうれしくて仕方ないんです」。充電器などの輸入、販売「ワンゲイン」(大阪市浪速区)で働く岸田真由子さん(40)は笑顔で話す。岸田さんは10歳の息子の母親。6年間、専業主婦として子育てと家事に追われていたが、関西学院大学(兵庫県西