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2016年1月15日のブックマーク (1件)

  • 第20回 続・遺伝あれこれ(致死遺伝子、条件遺伝、複対立遺伝子): 言いがかり高校生物

    ハツカネズミの体毛の色の遺伝 前回の続きです。 ハツカネズミの黄色(Yy)の個体同士を掛け合わせると、黄色の個体(Yy)と黒色の個体(yy)が2:1の比で現れます。そして、黒色の個体と同程度の個体が母親の胎内で死んでしまいます。高校生物ではお馴染みの致死遺伝子ですね。 Y遺伝子はハツカネズミの毛色を黄色にする遺伝子で、y遺伝子(ホモ接合体は黒毛になる)に対して優性です。しかし、Y遺伝子がホモ接合になると胎児のうちに死んでしまうという、悲劇が起きてしまうのです。 この現象について、高校生物の参考書などでは、「Y遺伝子は毛色に関しては優性だが、致死作用に関しては劣性である」と言った説明をしています。それは正しいんですけど、なんでこんなめんどくさい例を高校で教えるんでしょうかね。わざと高校生を惑わせようとしているかのようです。致死遺伝子のことを教えたいなら、もっと手ごろな遺伝子がたくさんあるだろ