私は、標的のタンパク質の遺伝子に(構造に基づいた)変異を入れてその効果を調べるとか、そのタンパク質がどれくらい発現しているのかとか、そのタンパク質が別のタンパク質と結合するのか、といったことを調べていて、タンパク質の構造を直接解析している人間ではありません。 しかし学生の頃からタンパク質の構造には興味を持っていましたし、やはり自分が実験対象としている相手がどんな「顔」をしているのか、見てみたいという欲求は常にありました。 最近、3D printerがかなり廉価になり、研究分野での普及が始まっています。そして、3D printerのデータもネット上から手に入るようになってきました。 NIH 3D Print Exchange もそういうモデルデータをフリーで交換するサイトです。このサイトのトップの動画でも言われていますが、私も「研究者は3Dモデルから色々学ぶところがある」のだと思います。イン