医学部入試に「地域枠入試」というものがあることをご存じでしょうか? 卒業後、一定の期間「地域医療」に従事することを条件に、奨学金をもらえるなどのメリットがある入試制度です。 この地域枠が抱える現状と問題点を、データと医学生の実感から分析し、わかりやすいように「オーケストラ」で例えてみました。 多少わかりにくい箇所があるかもしれませんが、医療関係者でなくても理解しやすいように説明していきます。 (漫画 コウノドリより) 地域枠とは 卒業後、一定の期間「地域医療」に従事することで、奨学金をもらえるなどのメリットがある入試制度。 より詳しい説明は、具体例をもとに適宜くわえていき最後にもう一度まとめます。 まずは具体例1、Aさんの場合を見ていきましょう。 Aさんの場合 代々音楽家の家系だったAさんは、幼いころからオーケストラで活躍することが夢だった。多くの習い事や楽器をたしなみ、いわゆる”英才教育
![医学部入試『地域枠』制度の現状と問題点を”オーケストラ”で例えてみた - イカした医学生](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8430199b0fe921109dbf9a356a9713fb5e8cccac/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fspl-med.xyz%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F12%2F201712171332321.jpg)