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ブックマーク / naturalist2008.hatenablog.com (3)

  • なぜ「偽の眼」が進化してきたか - むしのみち

    イモムシの「眼状紋」についての論文を読んでみました。 眼状紋というのは、特にチョウやガで来の眼ではないところに形成される眼そっくりの紋のことです。例えば、ジャノメチョウの仲間の成虫の翅には、名前の由来になっているほど「眼」がたくさんあります。 ヒメウラナミジャノメ成虫の眼状紋(Wikipedia: photo by Alpsdake) 一方でアゲハチョウやスズメガの幼虫にも眼状紋が出現するのはよく知られています。日では、ナミアゲハやビロードスズメ、アケビコノハの幼虫の眼状紋が有名です。 ナミアゲハ幼虫の目状紋(Wikipedia: photo by Alpsdake) アケビコノハ幼虫の眼状紋(Wikipedia: photo by Almandine) さてこの「眼状紋」はどのように進化してきて、そしてどういう役割をもっているのでしょうか?成虫の眼状紋は翅に見られるのでそこを頭と見せ

    なぜ「偽の眼」が進化してきたか - むしのみち
  • なぜすぐに論文を再投稿できないのか - むしのみち

    せっかくの良い季節なのに、天気がこうも悪いと当にもったいないなあと感じる日々です。 さて、最初に投稿してから長く時間がかかっている論文があります。その改訂を行いようやく再投稿しました。論文の改訂や再投稿について、いろいろ反省することが最近多いので、恥をしのんで書き留めておきます。 一生懸命とったデータをまとめて論文を専門誌の編集部に投稿しても、そのまま出版されることはほとんどありません。多くは編集者と匿名の審査委員(査読者)によって掲載の可否を判定されます(参考:査読という仕事、論文の再査読)。運良く出版の価値ありと認められても、多くの場合、出版前に原稿の改訂を要求されます(電子メールでコメントが送られてきます)。 改訂は、編集者と査読者の指摘に従って行われるのですが、わずかな修正(たとえばミススペルとか)で済む場合(小改訂 minor revision)と、根的に論文を書き直す必要が

    なぜすぐに論文を再投稿できないのか - むしのみち
  • 共生細菌が外来線虫から宿主を防衛する? - むしのみち

    先日の学会で口頭発表を行うとき、セッションがはじまる前にプレゼンのファイルを備え付けのパソコンに入れておく必要がありました。セッションには講演者の紹介を行い質問を受け付ける座長(チェア)というのがいます。 チェアは紹介するにあたって、読みにくい名前の人がいると確認しておきたいものです。私のファーストネームは、外国人にも読みやすい名前にしようという命名者の目的ははたせているようで、比較的発音しやすく容易に覚えてもらえます。ただ、ラストネームについては、日系人の多いハワイでもまだ見ていませんし、発音もしづらいようで、聞き返されることもしばしば。そういった事情もあったので、セッションがはじまる前にチェアの人と話す機会がありました。 彼は学会のわずか3週間前に Ph.D. Defense を終え、ポスドク先に移ったばかりだそうです。発表内容は、コハナバチに片利共生する線虫の話でしたが、ポスドク先で

    共生細菌が外来線虫から宿主を防衛する? - むしのみち
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