大菩薩嶺(だいぼさつれい)とは…⁉︎ 大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、標高2,057m山梨県にある日本百名山です。周辺は「大菩薩連嶺」の領域です。山梨県の北東部、秩父多摩甲斐国立公園の南側に位置する大菩薩嶺は、中里介山(なかざとかいざん)の長編小説「大菩薩峠」(1913〜1941未完)で有名になりました。甲府と青梅を結ぶ青梅街道は甲州裏街道とも呼ばれ、今でこそ自動車道で柳沢峠を経由して遠回りしていますが、江戸時代には大菩薩峠は重要な交易路だったそうです。もともとは、新羅三郎義光が奥州遠征の際、木こりに化けた軍神が道案内をしたことに感激し、八幡大菩薩の名を唱えたことから、この名が生まれたとされています。そんな逸話があるので、峠は、古くから大菩薩峠の名がとおりますが、その北にあるピークは、鍋頭とか大黒茂ノ頭などと呼ばれ、大菩薩嶺の名が通るようになったのは、そう古いものではないようです。この山は、