【ワシントン時事】米財務省は27日、指定暴力団住吉会と福田晴瞭会長、西口茂男総裁の2人に対し金融制裁を科すと発表した。これにより、米国内の資産が凍結され、米国民との取引も禁じられる。同省は今年2月、指定暴力団山口組にも制裁を科している。 コーエン財務次官(テロ・金融犯罪担当)は声明で、今回の決定について「ヤクザの犯罪活動と資金ネットワークを遮断するための取り組みを継続する」と述べた。 財務省は「ヤクザ」に関し、武器売買、売春、人身売買、マネーロンダリング(資金洗浄)などに関与している犯罪組織と認定。住吉会については、日本国内で2番目の規模のヤクザ組織と指摘している。