『ガールズバンドクライ』のCGのどこに新規性があり、それでいて何故親しみやすいのか、日常芝居を中心に今までのセルルックCGや手描き作画と比較しながら、いち視聴者の目線で分析しました。 アニメ『ガールズバンドクライ』公式サイトより 1. セルルックCGとは ⅰ. 特徴 ⅱ. 発展の歴史 -セルルックCGの現在地- 2. ガルクラのCGは従来のセルルックCGと何が違うのか 3.ガルクラのCGはどうして視聴者に受け入れられたか ⅰ. ”手描きアニメらしい”モーションの追求 ⅱ. CGの常識を覆す表情のバリエーション ⅲ. 硬さを感じないキャラクターモデリング ⅳ. その他セルルックCGの課題を克服する様々な工夫 4. まとめ 1. セルルックCGとは 『ガールズバンドクライ』(以下ガルクラ)のCGの話に入る前に、まずは既存の日本のCGアニメの表現手法、いわゆるセルルックCGについて見ていきます。
今日からはじめるAnime Toolbox 第13回『”SDユニティちゃんと桜吹雪”を一緒につくる~その5:完成したムービーをさらにブラッシュアップする!~』 こんにちは。前回の第12回までで、『SDユニティちゃんと桜吹雪』は一通り完成しました。映画でいうならば「零号」という状態です。 映画の場合だと、「零号」が完成した段階で一度、スタッフ関係者で内容を確認して意見交換をおこない、必要に応じてさらに表現をもう一段階ブラッシュアップすることで、「初号」へと上げていきます。「初号」まで達したら、お客様に正式にお披露目となることが多いようです。 本シリーズの最終回である第13回では、この「零号」から「初号」へのブラッシュアップに当たる、
「顔のトポロジーをどうしたらいいのかわからない」 顔のモデリングをしている際にどういうトポロジーが最適なのか悩みますよね。 僕もよく悩むのですが、「アニメ顔」や「美少女系」から「リアル系」など色々作ってきて、今のところ「基本の考え方としては4つに分類できる」と思ってまして、この記事ではそれを紹介します。 「構造」とか「どうポリゴンループ流すか」みたいなのも大事なのですが、それ以上に「考え方」や「意識」、「アニメーションした際にどう使われるのか」を理解してモデリングすることが重要だと思います。 シルエット型 トポロジーの構成がシルエット重視で構成されている方式です。 美少女系、アニメ色が強い作品なんかはこれが多いイメージがあります。 トポロジ、造形的特徴 「頬」の輪郭のトポロジが特徴的で、ナナメから見たときにシルエットがハッキリと出るようになっています。 キャラクターのテイスト的に「ほうれい
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