ケータイ小説を読んだ経験のある生徒の割合は、中学女子の75%、高校女子の86%に上ることが、毎日新聞社が全国学校図書館協議会の協力を得てまとめた「第54回学校読書調査」で分かった。ケータイ小説本の売り上げは、出版界を席巻した昨年より沈静化してきたものの、女子生徒にはすっかり浸透しているようだ。男子では中学生の23%、高校生の46%が読んだことがあると答えた。 ケータイ小説は、昨年の調査で女子中高生が5月の1カ月間に読んだ本でもトップ10の大半を占めたが、今回、高校生では各学年とも半数前後に落ち着いた。中学生では依然7~9冊に上り、今年出版された新作も登場している。 携帯電話で小説を読むことをどう思うか、七つの選択肢から選んでもらったところ、小学4年を除く全学年で「便利だ」がトップ。最も少なかったのは「かっこいい」で、利便性が評価されていた。 また、小学生が1カ月間に読んだ本の平均冊数は、昨