明治大学博物館では、企画展「進化する不可能立体錯視~真実がわかっても逃れられない不条理の世界」を開催中です。8月19日まで、入場無料。 「不可能立体の絵」と呼ばれるだまし絵の中には、その名に反して立体化できるものがあり、さまざまな種類の不可能立体が見つかってきました。本企画展では、あり得ない動きが見えてくる「不可能モーション立体」、鏡に映すと姿が変わる「変身立体」、回転させると形が徐々に変わるように見える「軟体立体」などを発見順に第1世代から第6世代までに分類して展示します。立体の形を理性で理解した後でも、特別な視点から眺めると再び錯覚が起こってしまう脳の不条理を体験していただけます。 これらは、目で見る仕組みを数学で調べる研究の中で生まれたもの。数学が新しいものを作る力を持っていることも感じていただける企画展です。