サブタイトル:第9話 [家庭教師VSニンフェット!頭令兄妹誕生の秘密です!!] 1997年9月20日の話が続きます。 1997年9月20日。イの1号室前 レイ「そら様。この病室が一番目のしもべです。そして、この中で守られているのが、そら様のお兄様であり、そら様と同じく我々の元首であらせられる頭令倶雫(ズリョウ・グダ)様です」 そら「わかった。会おう。開けろ」 この地方病院への道すがら、頭令そらは宇宙人から生い立ちを漠然と聞いていた。それで、よくわからないながらも、宇宙人が自分たちに酷い事をした事、一生家来になるという事、だから自分は宇宙人たちよりも偉いお姫様であり、その自分と釣り合うのは王子様の兄だけだという事だけはわかった。その宇宙人たちに対する軽蔑と怒りは、そらの無意識に宿った初めての感情、あるいは殺された時の記憶が蘇えった物かもしれなかった。それ以後数年間、奴隷に対する復讐心はそらの