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ブックマーク / poge.hatenablog.com (94)

  • VOICE:3 - 肉芽観察記

    声 声 VOICE 叩きつけるように 声 泣き叫ぶように VOICE VOICE 声 空に向かって VOICE 地を踏みしめて 声 VOICE 隣の人へ 声 VOICE 声 声 遠くの人へ VOICE VOICE 喉を枯らして 声 ささやくように 声 声 VOICE 声 VOICE 鳥のように 声 VOICE 声 獣のように VOICE 声 VOICE 記号から零れおちるもの

    VOICE:3 - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2022/03/22
    コミュニケーションを大事にしているような
  • 反戦 - 肉芽観察記

    現実主義者たちにはバカにされるだろう 気で戦争を止めようと訴えていることを 敵も味方もなくすべての武力行使を否定していることを 賢い人達は戦争も人類史の一コマだという 戦争が科学技術を、文明を進歩させたのだと それが真実なのかはわからない それが戦争を肯定することにもならない 良い戦争も悪い戦争もない そこにあるのは人の死だけだ しかし現実主義者は言う アレは理由があって攻め込んだのだ 攻めるべき背景を持ったものなのだ 違う 理由など問題にならない 大勢の人の死の手向けにはならない 今すぐ戦いをやめよう 人殺しの英雄はいらない 親を失う子供の姿は見たくない 地球からあらゆる戦争を廃絶しようと気で考えている カントもそうだったはずだ 希望に満ちた未来を選択するために 人には理性がある 人には想像力がある 人には優しさがある 陰謀や権謀術数が裏側にあったとしても 戦いを始めることのいいわけ

    反戦 - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2022/03/20
    人のために死ぬのが英雄という人も言うが、僕は僕が死んで得する人のためには絶対に死にたくない。僕が死んで困る人への嫌がらせはやるかも
  • 鳥の来る街で - 肉芽観察記

    人々の語らいのなかで 人は形をなす 自らの形を 自らでは語られないから 他者の形も 人々の語らいのなかで 形作られる それが人の原風景 欲望を欲望する その形式も 他者の存在があってこそ 他者の言葉があってこそ だから、一人では生きて行けない だから、人を消してはいけない 鳥の来る街で

    鳥の来る街で - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2022/03/19
    鳥もコミュニティを作る
  • 灯火 - 肉芽観察記

    デカイ一発はこない そんなことをうそぶいて 自殺を最後の手段として お守り代わりにしようと そんなを書いた人がいた 現実はどうだ デカイ一発が来そうで 世界中が大混乱 それが令和の姿だ いつでも世界の終わりは 目の前に準備されている 不断の努力で 穴に落ちないようにしているだけだ 毎日、不穏なニュースが流される 恐怖でがひどくなり 欲も無くなったり亢進したり 体中が大混乱 人を殺すことはダメだ そんな誰もが知っていることを 悪びれることもなく実行する そんな独裁者が存在するのだ 物語なら救世主が現れて すべてを解決してくれるかもしれない だが現実はそうではない 血を流す人々 為政者はそれをどんな目で見ているのか いつも命を賭けるのは 市井の人々なのだ 許されることではないことを ごく当たり前に行う そんな存在を どうしていいのかわからない 一人の人間はあまりにも無力で すぐにすり潰さ

    灯火 - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2022/03/10
    平和になるといいけど、独裁者以外も利権で動くシステムに所属している人はたくさんいる…
  • メジロ - 肉芽観察記

    チュルッチューチチチチチチチ メジロが鳴いている 鳥を見るのは好きだ バードウォッチとまではいかないけれど 鳴き声が聞こえれば耳をすます 動物は嘘がなくていい シンプルに生きている 生存競争は苛烈だろうが 生きることに率直だ 人間もああなれたらいいな 己の雑念ばかりの 心を思って嘆く

    メジロ - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2022/03/09
    静かに花鳥風月を愛でる生活、よい
  • 綺麗事 - 肉芽観察記

    お腹が空いて おにぎりをべた まだお腹が空いていたので カップヌードルをべた 炭水化物過多で太っている あまりに太りすぎて腰が痛くなった 世界では よくわからない理由で よくわからないことが起きて うやわずやの人々が たくさんいるのだろう それを見ないことにして 生きているのか ネットで軍事侵攻がどうのと言っている 世界情勢に疎いので意味がわからなかった 意味を理解したとき 体が震えた なにをバカなことを、と 命は国で区切られてはいない 人は生まれたときから 多数の中のひとりではない 綺麗事を刻みつけよう ナイーブでもかまわない 希望の言葉を綴ろう 明日のために

    綺麗事 - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2022/02/26
    芸術を、応援したい
  • 天の川銀河の腕のなかで - 肉芽観察記

    天の川銀河の腕は 二億年で一周するという 二億年後人類は存在しているか 途方も無い時間と空間 一つの銀河にひしめく星々 近くの友はアンドロメダ銀河 アンドロメダにも思い悩む 生き物はいるのだろうか 天の川銀河の腕に抱かれて 思い悩む生物は思う 二億年後も思い悩む そんな生き物もいるだろう

    天の川銀河の腕のなかで - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2022/02/16
    宇宙すごい
  • 砂糖の牢獄で - 肉芽観察記

    いつもお金がなくて飢えている そうつぶやき続けていたら ミカン箱いっぱいの 料が届いた ありがたくいただく 思わずバクバクべて 一日で半分くらいべてしまった 贅沢だと思ったが たまにはそんな事もあってもいいだろう 普段は慎ましい生活をしているのだ 現代の貧乏人は肥る 炭水化物過多だからだ 朝スムージーを飲むわけではなく ジムに通うでもなく お金持ちは健康に気を使う だからダイエットもするしべ物も厳選する 美味しいワインを嗜む 貧乏人は砂糖まみれのコーラを飲む ユヴァル・ノア・ハラリは 現代では爆弾より砂糖のほうが 沢山の人を殺しているという 多分そうなのだろう ハラリ自身はヴィーガンだ 砂糖でできた牢獄に閉じ込められている 抜け出すための力も奪われている 貧乏人の経済学というには 貧乏人は救いの手があっても それを振り払ってしまうという 貧しさは心も体も蝕む この砂糖の牢獄で生き

    砂糖の牢獄で - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2022/01/09
    僕は人工甘味料派なんですが、そういう問題じゃないですね
  • 同人誌が完成しました - 肉芽観察記

    無人は詩人の白井明大さんに背中を押された数人が人を募って集まった詩や文芸、芸術の同人だ。不思議と、しばらく詩を書いていなかったり、書けなかったり、自らの詩学に行き詰まった人々が多かった。私もその一人で、リハビリとしての詩は書けても、自分の納得いくものは書けていなかった。二つ返事で参加を表明した。 同人を組むぞーとなってから、はて、名前はどうしようとなりウンウン唸っていたら、そのときにFBのグループ名が無人島、であったことと、東日大震災のことをだぶらせて、「無人はどうだろう」と提案してみた。紆余曲折あり、無人に決定したとき、人がいるのに無人というのは矛盾だけど、その矛盾を引き受けることこそ、震災後の詩を書くことに繋がるだろうと、私は思った。 それから毎月合評会を開いてお互いの詩の感想を言い合ったりしていたのだが、無人のサイトのデザインや諸々をめぐり、2名が脱退、コアメンバー4人という寂しい

    同人誌が完成しました - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/12/29
    思い出した時に買います
  • キラキラ - 肉芽観察記

    キラキラした格好をしている キラキラした人たち 彼らが老いたときキラキラしているだろうか キラキラが反転してグズグズにならないだろうか くすんだ格好をしている 休みの日でも作業着を着ている キラキラしていない キラキラしているのは川の水面だけ それでもいい キラキラしたものを見るのは好きだ 陽光を浴びたカラスの羽ばたきも もうクリスマス気分のショッピングモールも 心の中はキラキラしている 好きな人のことを思い返したり フルーツパフェの色 ツイッターを流れる美少女の絵 みんなキラキラしている 今朝のお米もキラキラしている

    キラキラ - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/11/29
    お米は大事
  • 生きる - 肉芽観察記

    家賃を払って費を計算すると ほとんど金は残らない ずっとそういう生活を送ってきたので 欲しい物がなくなってしまった たまの贅沢は甘いものをべるだけ タバコを吸う数も減らしている 服は着回しでサイズが合わなくなったり色があせたり それでも特に困らない 作業着を着ていればいい 詩を書いている お金にはならない でも書いている 書いているときだけ生きているような気がする 多分、詩を書くことが人間らしさの 最後の砦なのだろう 蟹工船 あそこまでは厳しい生活ではない ラオスの乞 彼らのような元気はない 日々慎ましく生きているだけだ 欲も枯れてしまった 同じアパートに住むお爺さん タバコを吸うとき挨拶を交わす 彼は統合失調症で何年も入退院を繰り返し 今はこのアパートでひっそり暮らしているという 誰も会いに来ることもなく 楽しみは野球と相撲 自分は韓国の女としかヤッたことがない しつこいくらいに

    生きる - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/11/12
    地雷は怖いですね
  • 固有名詞 - 肉芽観察記

    固有名詞はなるべく使いたくない 時が経ち誰もそれの意味がわからなくなったり 知ってはいてももうほとんど役目を終えていたり 現代性とはなんだろう その時時に使われたものを書き込むことだろうか それは皮相に思う そもそも普遍的なものを書きたくて 風雨にさらされても消えないものを 目指して そんな大層な夢を見ながら キーを叩いている そのうちキーを叩くというのも 古びれるのだろう 新しい技術が産まれるのだろう テクノロジーに規定される人の形 社会はそのようにできている 人々の思いではなく 下部構造という言葉も廃れてしまったか 共同幻想はどうだ ドルは基軸通貨のままか 未来は見えない 未来を描くことは現在を書くこと 現在の延長を思うこと 未来のことは誰か別の人に任せる 今のことと昔のことだけ 書いていたい 今までに残った固有名詞は もう消えることはないだろう それが普遍性というものだ 未来へ残した

    固有名詞 - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/11/12
    固有名詞を残すには、やはり、現在で言及するしかないのかもなって
  • グレタさんとキャスター - 肉芽観察記

    暑かったり寒かったり 季節が狂っている 温暖化の影響だろうか グレタさんがすごい勢いで 環境問題に無関心な大人を 強い言葉でなじっている 大人も子供も拍手喝采 グレタさんは現代の ジャンヌ・ダルクのようだ Shut Up! キャスターの一人が 鬼のような形相で グレタさんを睨みつける 君たちの学校にエアコンが付いている 君たちのために料をたくさん 生産しなければならない 君たちが自然破壊をしていることに 少しは省みるべきではないのか グレタさんは怒りの表情を浮かべる キャスターは荒い息をついている 周りの大人も子供も黙っている 温暖化は止まらないだろう

    グレタさんとキャスター - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/10/27
    人間が多すぎる
  • さくら - 肉芽観察記

    さくらは 実家で飼っている ラブラドールの名前だ さくらは優しい 誰にでも挨拶をするし 子供にいじられても 騒がない さくらは誰もイジメない 誰も傷つけない 誰も悲しませない 喧嘩の仲裁もする 皆が仲良く暮らせるように 幸せの匂いを振りまく

    さくら - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/10/22
    優しい犬ですね
  • シケモクも吸いきって - 肉芽観察記

    シケモクも吸いきって 雨のなか煙草を買いに行く つい昨日まで暑かったのに 急に寒くなった 遠くで虫が鳴いている なんの虫だろう こんなに寒くても 気にすることなく鳴いている 夏から秋を飛ばして 冬になったような天気 まだ紅葉も見ていない 果たして見れるのか 買った煙草を吹かす

    シケモクも吸いきって - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/10/13
    煙草の火は暖かいですか?
  • タンポポ - 肉芽観察記

    季節においてけぼりにされたタンポポが 路肩のアスファルトの隙間から顔を出している 多年草でもひっそりと隅っこで咲いている 人も多年草のようなものだろうか 年中発情して咲いたり枯れたり忙しい 他人事のようにタンポポを見つめる目は 多分どこか別のところを見ているのだろう

    タンポポ - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/10/11
    今年の夏は長引きました
  • 陽気 - 肉芽観察記

    暑い まだ三月なのに 汗を流して オーブンを覗く 甘い匂い 香ばしい匂い 陽の光 飛行機雲 初夏を思わせる 春をまたいで 夏が エアコンはない 扇風機もない ただ窓を開けるだけ 風が入る 清廉な匂い 命の匂い 額に手をかざす 電線に スズメが並んでいる おーい、元気でやっているか

    陽気 - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/03/29
    暖かかったり寒かったりする時期なので体に気をつけましょう。冬に膨らんだ蕾が開花するのは嬉しい
  • 闘い - 肉芽観察記

    独りで闘えぬ者が 壁を壊せるものか 青年はひとり立つ 彫像のように 川を下り流れ着く かつてなにかであった 粉々になったものを 拾い集める 小さな一つ一つの 罪を数えながら 水平線にはなにもない 間近にはテトラポットと堤防 それでも海は 圧倒的に広い 力をつけなければ 独りで闘う力を

    闘い - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/03/28
    闘います。もちろん、利用できるものは利用しますが
  • ピアニカ - 肉芽観察記

    どこからかピアニカの 音が聞こえてくる 近所の小学生が 練習しているのだろうか そろそろ年度替わりで 卒業式の季節だ 時の流れは とても速い 春が来るだろう 桜も咲くだろう 花粉症の人は 大変そうだ 私はスプーンを 眺めている 繰り返し眺めている 春の季節は 別れの匂いがする さようなら

    ピアニカ - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/03/19
    スプーンの謎。それが個人性なのかな
  • 路地の向こう - 肉芽観察記

    路地の写真を ぼんやりと眺める 路地が好きな人は たくさんいる 私の目を惹くのは 路地そのものではなく その向こうに見えるもの 奥に見える港と 対岸の大きな建物 街の様子 書割のような風景 小山が見える 名前はあるだろうか 先に見える 波止場と 港の海の色 匂いがする 生命の尽きる 吐息と産声

    路地の向こう - 肉芽観察記
    nuryouguda
    nuryouguda 2021/03/14
    旅人だなあ