ブックマーク / d.hatena.ne.jp (133)

  • プレゼント - 空中キャンプ

    12月に生まれていちばんくやしいのは、誕生日のプレゼントと、クリスマスのプレゼントをまとめられてしまうことだ。毎年この日がやってくるたびに、せめてあと一日、生まれるのが早かったらと私はおもう。これが11月30日なら、もしかするとふたつのプレゼントは別々に渡されていたのかも知れないのだ。哀れな12月1日生まれの私は、誕生日とクリスマスのプレゼントを別々にわけてもらえるよう、夏の終わりぐらいから、周囲に対してそれとなく伏線を張っていた。8歳にしてはぜいたくだけれど、私は自転車とカメラが欲しかった。誕生日に自転車、クリスマスにカメラ。自転車で遠くまで走っていって、そこで見た風景をカメラに収めたかったのだ。それができたら、もうしばらくはなにもいらないとおもっていた。 「まとめるわよ」と、12月9日生まれのお母さんは笑いながらいった。「自転車とカメラなんて、いっぺんに買ってあげられるわけないじゃない

  • はてなTシャツ2009欲しい!とは はてなの人気・最新記事を集めました - はてな

    2009年版はてなTシャツまもなく完成!スタイリッシュかつ素材の良さで毎年人気のはてなオリジナルTシャツ2009年版の製作を記念し、プレゼントキャンペーンを実施します。 期間中にブログ(はてなダイアリー)、はてなブックマーク、はてなハイク、うごメモのいずれかからご応募いただくと、抽選で10名様にサイト販売でしか手に入らないレアなはてなTシャツが当たります。

    はてなTシャツ2009欲しい!とは はてなの人気・最新記事を集めました - はてな
  • 昨年の手帳 - 空中キャンプ

    nyaofunhouse
    nyaofunhouse 2009/05/08
    崖の下のイラン人・・・じゃなかった「崖下のイラク人」。
  • 東京の合唱 - 空中キャンプ

    若い人たちが東京に憧れなくなったのだという。東京に求心力がなくなり、若者は「ジモト」を志向している。いい傾向だとおもう反面、そんな話を聞くと、わたしは自分だけがやけに歳を取ってしまったような気がしてならないのである。わたしは、みっともないくらい東京に憧れていた。 東京へいきたい。高校生のわたしは、それだけを生きるよすがにしていた。かっこいい東京。いや、わたしの東京への憧憬は、「憧れていた」などと過去形で語れるようなしろものではない。わたしはいまだに、東京に憧れているのだ。東京に住んで十九年。もうそろそろ飽きてもいいころだが、わたしの憧れは続いている。 たとえば、上京して十七年目のこと。わたしはついに、かねてからの希望であった、都内のとあるおしゃれタウンに越すことができた。たくさんの若者が集うことで知られる、音楽ファッション文化の街。わたしはついに、おしゃれタウンの住人となったのだ。この

  • 神の子どもたち - 空中キャンプ

    渋谷駅前の交差点、路上に設置されたスピーカーから流れてくるのは、いくぶん抑揚に欠けた男性の声で、その声は「キリストを呼び求める人は救われます」と何度も繰り返していた。たくさんの通行人が行き交う年末の渋谷。強風で、外は寒い。信号待ちをしながら、わたしはふと気がついた。「キリストは罪を赦し、永遠の命を与える」──そう書かれた看板を持って立っていたのは、小学校五年生くらいのちいさな女の子だった。 われわれは親を選択することができない。どのような親のもとに生まれるのかを選び取ることができない。両親は、彼らにとって「善きこと」を子どもに伝えようとするし、そこにはそれぞれの親の価値観が大きく関係してくる。それはときに宗教であったり、ある種の思想であったりもする。親は「善きこと」を子どもに伝える。それはあたりまえのことで、他人があれこれと口をだす問題ではないのだとおもう。 両手でしっかりと看板を支えなが

  • はてなブックマークを使ってはてな福袋をもらおう!とは - はてなキーワード

    職場や学校で見つけたページをオンライン上に保存して、自宅のパソコンやケータイなど、どこでも見られる便利な「はてなブックマーク」。期間中にはてなブックマークを利用開始すると、合計20名様にはてなTシャツを含むはてなグッズが入った福袋がもらえるプレゼントキャンペーンを実施中です。 ぜひこの機会にはてなブックマークをはじめて、あなたのネットライフをもっと便利にしてみませんか? なお、すでにはてなブックマークを使っている方もご安心ください。このキャンペーンページをあなたのブックマークに追加するだけで、プレゼントキャンペーンに応募が可能です。 ※ブログにキーワードを書いても、今回は抽選対象にはなりませんのでご注意ください。 より詳しい応募要項につきましては、下のキャンペーン応募要項をご覧ください。

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  • 「ぴあ」最終号(個人的に) - 4310

    以下、巻頭に掲載されている 大澤直樹編集長名義の「宣言」より。 2008年11月6日 ススめる!ぴあ宣言です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ぴあは、ススめる!ぴあに生まれ変わります。 いままでぴあは、創刊以来、ずーっと、たくさんの情報をお届けしてきました。 ホント、たくさんの情報を漏らすことなく。 でも、最近、こんな声がちらほら聞こえてきました。 「いまの時代、情報が多すぎて、なにを選んでいいのか分からない」。 「だから、ぴあを見ても、どのエンタメを選んでいいのか分からない」と。 たしかに、情報は多すぎるかもしれませんね。 そして、みなさんがどれを選んでいいのか分からなきゃ、 それは、ぴあとは言えません。 そこで決意しました。 ならば、たくさんのエンタメの中から、これぞというモノをお届けしよう。 しかも、ただのお届けではない、レコメンドをプラスしてお届けしよう。 たくさんのムダ

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  • Don’t Trust Under Forty - 空中キャンプ

    肉体は放っておいても歳を取っていくが、精神はそうはいかないものである。わたしももうすぐ三十七歳。三十代になってから、ブラッド・ピットがチベットですごしたのと同じ時間が経つ。三十代も後半にさしかかり、あとちょっとで四十歳というところまできている。あとちょっとで四十歳。ぐわあっ。 歳を取るのはべつにいい。もともと、さほど若さに価値観を置いていたわけではなかったからね。わたしは、精神もひとりでに歳を取ってくれるものだとばかり考えていたから、いまだに精神がきちんと成熟してくれないことに動揺しているのである。外見ばかりが歳を取り、内面がいつまでも子どもというのではみっともない。いまだにいちごポッキーやプリンが大好きなのである。精神はかってに歳を取ってくれない。おそらく人は、どこかのポイントで、意識的に成熟を選び取っていかないとまずいことになる。 なんでこういうことを考えていたのかというと、フィッツジ

  • ハイスペック過剰- 空中キャンプ

    なにかひとつの趣味が高じてくると、しだいにハイスペックなものが欲しくなるのが、男のだめな習性である。たとえば自動車。いい歳をしたおっさんが「これ、時速400kmでるんだよ、すごいエンジンなんだよ!」などと説得したところで、奥さんから購入の了承を得られるとはとてもおもえない。「そんなスピード、どこでだすの」「あぶないじゃない」「あなた下手でしょう運転」と、きわめて常識的な意見が返ってくるだけである。 おそらく、どのジャンルもそうに決まっている。釣り道具。デジタルカメラ。コンピューター。そんなにすごい機能はいらない、あっても使いこなせる腕はないとわかっていてもなんだか欲しくなる。わたしの知り合いに剣道をやっている人がいるが、剣道の場合、歳をとってくるとたいてい防具に凝りだして、刺繍や彫の入った、きらびやかな胴や甲手を装着して試合に臨むのだという。数十万円の防具をつけた人たち。こういうばかなこと

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  • もはや、ヤングではない - 空中キャンプ

    三十歳をすぎて何年かたったあたりで、わたしは自分が、ジーンズとTシャツがあまり似合わない男になったことを認めざるをえなくなった。ジーンズを履いたわたしは、「日曜にホームセンターへ買いものにいくお父さん」といった体である。若々しさに欠けている。なんだかとてもがっかりさせられる、残念な発見だった。 わたしはスニーカーも好きだったし、冬はダウンジャケットとブーツという組み合わせがかっこいいとおもっていた。しかし今となってみれば、そうした服装のわたしは、「すごく寒い日に、ダウンジャケットを着てホームセンターへ買いものにいくお父さん」にしか見えず、わたしはついに、ストリート系のファッションぜんたいを断念しなくてはならないという結論にいたった。 おもうに、たいていの人が考える「おしゃれ」とは、ようするに「若くてさわやかに見える」ということである。特に女性はそうだ。あるていど流行を意識しつつ、自分ほんら

    もはや、ヤングではない - 空中キャンプ
  • 2008-04-21 - 空中キャンプ|ドレスコード

    ここ最近、しばらくやっていなかった中古CDショップ通いを再開している。あまりにも音楽を聴いていなかったため、「これはいかん」ということになり、リハビリもかねて中古CDを探すあたりから勘を取りもどしていこうというわけだ。 かなりブランクがあるので、わたしが買っているのは、2年前にでたペット・ショップ・ボーイズ(800円)とか、6年前にでたモーマス(550円)とか、アルバム名すら確かめずに買ったカエターノ・ヴェローゾ(1,200円)など場当たり的で脈絡がなく、まともなリスナーが聴く音楽ではないような気がするのだが、家でそうしたCDをかけて聴いているのはたのしいし、「次はサンタナ買ってみるか」などと聴きたい曲のリストがふくらんでいくのもいい。 そうして中古CD屋を見て歩いていると気がつくのだが、店に集まってくる人はたいてい服装が同じなのである。あれ、なんだろうね。たとえば新宿だと、紀伊国屋書店の

  • お母さんと子ども - 空中キャンプ

    いぜん住んでいた家の近くには区民プールがあって、夏になるとわたしはよくそこで泳いでいた。たしか、200円で4時間泳げるとかそんな感じだったとおもう。公園の中にある屋外のプールで、とても気持ちのいい場所だった。わたしはいつも、そこで気が済むまで泳いでから、プールサイドで文庫を読んだりしてすごした。たぶん8年くらい前の話だ。 その日もわたしは区民プールにいて、適当に泳いでからプールサイドで休んでいると、わたしのとなりに3人の親子連れがきた。お母さんと、娘ふたり。わたしのいるすぐ横にシートを敷くと、タオルや水筒の入ったかばんを置いて、3人は座った。親子連れの会話をなんとなく聞いていると(他人の会話は聞くよね、たいてい)、どうやら娘ふたりの「どうしてもプールに行きたい」「今すぐ区民プールに連れていくべし」という要求に負けて、お母さんがふたりをここに連れてきたらしいということがわかった。暑い日だっ

  • 「ペット・サウンズ」/ジム・フジーリ - 空中キャンプ

    ビーチ・ボーイズの最高傑作である「ペット・サウンズ」を題材に書かれたテキスト。著者のジム・フジーリは米小説家で、ほんらいはミステリ小説を書いている方です。とてもおもしろく読めた。ビーチ・ボーイズ*1というバンドのマジックを、きわめて詩的にテキストへと落とし込んでいるあたりにはぐっときました。装丁には「ペット・サウンズ」のジャケットが転用されている。これがちょうおしゃれ! 日語訳は村上春樹がおこなっています*2。 わたしももちろん「ペット・サウンズ」はだいすきなのだが、なにか特別なできごとがあったときにだけ聴こうとおもって、ふだんはなるべく聴かないようにしている。なんというか、もったいなくて聴けないのだ。たとえば、仕事帰りにひとりで牛丼をべて、コンビニでなんとなく雑誌を立ち読みしてから部屋に戻ってくるような日に、「ペット・サウンズ」が聴けるだろうか。なにしろそこには、イノセンスや憧れや生

    「ペット・サウンズ」/ジム・フジーリ - 空中キャンプ
  • かしゆかより志ん生の方がかわいいよ - 空中キャンプ

    かしゆかってどんな子なのだろう。わたしはかしゆかに興味があったが、問題はかしゆかのことをあまりよく理解していないという点である。どの子がかしゆかなのか。Perfumeには、「髪のみじかい子」「ストレートのロング」「いつもかっぽう着の子」の三人がいることをわたしは知っていたが、かしゆかがいったいどの子かはよくわからない。あの、つねにかっぽう着、もしくはマタニティードレスふうの服を着ている子なのだろうか。 かんたんな調査の後、かしゆかは「ストレートのロング」であることがわかった。決め打ちでかしゆかファンになったわたし。かしゆかがどの子かも知らないまま…。しかし、誰かを好きになるというのは、えてしてそういうものだ。われわれは、相手の人間性など知らないまま、誰かに恋愛感情を抱き、事後的に相手について学習してから、過去の行為や感情をあらためて意味づけし直すことができる。過去は可塑的であり、観察者によ

    かしゆかより志ん生の方がかわいいよ - 空中キャンプ
    nyaofunhouse
    nyaofunhouse 2008/03/06
    所属が古今亭って、そりゃ間違いじゃないけどさ。。すごいなあ。
  • 四月にまつわる記憶 - 空中キャンプ

    この時期、ハンズやロフト、無印良品などに足を運ぶと、かならず「新生活フェア」をやっている。ベッドやカーテン、もしくは炊飯器と冷蔵庫*1と電子レンジをセットにした「新生活家電セット」などを売っているのをよく見かけるのである。「新生活フェア」はもうすでに始まっている。ああいった展示を眺めていると、なんだかそわそわしてくるような、さみしくてせつないような気がしてくる。春にしかないあの感じ。 もうわたしは新生活を始めることができないのである。どんなにあがいても、新生活は始まらない。なにしろそれは、とっくの昔に始まっているのだ。わたしはすでに、東京で18年も生活している。人生の半分をここで暮らしたのだ。いまや、東京におけるわたしの生活はたくさんの場所にややこしく絡みついていて、まっさらの状態からスタートすることなどとてもできない。あー、もう俺は新生活できないんだなー。数十枚のCDといくばくかの、そ

  • 2008-02-26 - 空中キャンプ |がんばれデビッドさん

    なぜかこのごろ、携帯電話に海外からのスパムメールが来る。設定でスパムはブロックしているはずなのだが、そこをかいくぐってやってくる。よっぽどの猛者だ。ランボーみたいにあらゆるブロックを突破してくるのである。URLの貼ってあるメールはブロックされる設定なのだが、これはメールアドレスだけを貼るというやり方なのだ。そこにメールするとなにかが起こるのだろう。なにか、ややこしいことが。朝、目が覚めると携帯のランプが緑に光っている(緑はメールのお知らせ)。そんな夜中に、知人がわたしへのメールを出すはずもなく、「またどうせあれだよなー」とおもいつつ、いちいち削除する羽目になる。毎日1通は来ている。 むかつくのはその件名である。"You told me that you will reply me"〈返事くれるって言ったじゃん〉とか、"You told me that we can chat"〈チャットする

    nyaofunhouse
    nyaofunhouse 2008/02/26
    「ありきたりの内容でも文章力でここまで面白く読ませる」という教科書的な名文。
  • 2008-01-31 - 空中キャンプ

    「明烏」(あけがらす)という落語は、うぶな青年をはじめて遊郭へ連れていくというあらすじで、「エエ、男子と生まれて御婦人のお嫌いな方は御一名もない。御婦人だってそうですな。男がなかった日には、あのくらい詰まらないものはなかろうとおもいますが…」というイントロダクションからはじまる。このように決めつけてしまうと、ブロークバック・マウンテン方面からの反論もあるだろうから、「男子と生まれて御婦人のお嫌いな方は御一名もない」はいささか適切さに欠ける。しかしまあ、そこは大意として、「誰にだって欲望はある、それを肯定しよう」ととらえてほしい。「明烏」は、欲望を積極的に肯定していこうとする物語である。 考えてみれば、「欲望を肯定する」というのは、わりあいにむずかしい問題である。「明烏」がそうであるように、まさしく男女の関係は欲望のやりとりであり、ゆえにその取り扱いがむずかしい。欲望をあからさまにするのはど

    nyaofunhouse
    nyaofunhouse 2008/02/01
    これは、男子も同様だと思う。
  • わたし...イッて...淫らかしら?...ムラムラし、身体見て、つい...したわ...////(回文) - Tres tristes tigres...

  • なぜ福袋は売れるのか - 空中キャンプ

    初売りのセールで働いている、アパレル関係の方たちの意気込みにはすごいものがあり、たしかに2日から仕事ともなれば、あのテンションじゃなきゃやってられないのだろうし、一年でいちばん忙しい日だからこそ、販売員の魂にも火がつくのであろう。売る気まんまんである。「いらっしゃいませー」の声がいくぶん咆哮に近い。スクリーム。そうしてがんばっている人を見るのは、いかにも正月らしく威勢がいいものだ。デパートはどこも、ちょっとしたお祭りである。精算するのにも列ができていて、レジに辿りつくのに25分待った。を持ってきておいてよかった。 しかし毎年の疑問ではあるが、なぜ福袋はあれほどに人気なのだろう。たいていどの店も福袋を準備しており、開店早々になくなっていくのだが、中身がなにかわからないものに対してお金を払うというのも、考えてみればふしぎな話だ。そんなあやしげな商売の手法が、正月限定で成り立っているのである。

    nyaofunhouse
    nyaofunhouse 2008/01/04
    そうい楽しみ方もよいかもしれない。コーディネイト不可能な服が入ってる場合も多いとは思うけれど、
  • よく当たる懸賞のコツ - うつむきかげんの げつようび

    画像は、懸賞に当たって今日家に届いた、クノールカップスープ×Francfrancのマグカップ。広い口と厚手のぽってりとした形、ビタミンカラーの花柄がかわいくて、朝からあつあつのスープを飲んで元気に出かけられそう。懸賞マニアではないけれど、これは と思うものには応募してみます。そして、かなりの確率で当たります。これは運がいいんじゃなくて、ちゃんと当たるコツを知ってるから。そのコツはたったの3つです。1.商品や掲載媒体の、メインユーザー層に属するべし 2.早めに応募するべし 3.商品や掲載媒体への、熱い思いを綴るべし以上。これだけで、当たる確率がぐっとアップするはずです。このコツは、学生時代のちょっとしたアルバイト経験によるもの。企業は、雑誌や新聞などに新商品のプレゼント告知を載せ、郵便局の私書箱に届いた応募ハガキを回収し、応募者の年齢や性別等を入力、データから統計をとると共に、ハガキに添えら