路上生活者の支援などに取り組んでいる東京のNPO法人が、生活に困って相談に訪れる人たちからの相談内容を詳しく分析した報告書をまとめました。 2300件もの相談内容から、安定した住まいがなく病気を抱えながら訪れる人たちの姿が浮かび上がってきます。 報告書をまとめたのは、東京で路上生活者などの支援に取り組むNPO法人「もやい」です。 長年にわたって面接や電話で生活に困った人たちの相談を受け続け、今回初めて2004年から2011年7月までの2305人の面接相談の内容を詳しく分析しました。 平均年齢46歳 “ホームレス状態“が7割 相談に訪れた人の年齢層は、35~45歳が最も多く28%。 次いで45~54歳が24%で、平均年齢は46.0歳でした。 また、住まいについて尋ねたところ、野宿が37%、知人宅など不安定な居住状態にある人が20%で、自宅や借家の人は30%にとどまりました。 安定した住まいが