1月9日、米国では原子力発電事業の採算性が音を立てて崩れつつある。米電力大手エンタジー<ETR.N>はこのほど、ニューヨーク市北方にある原発の閉鎖に合意し、その理由として天然ガスが低価格で推移していることを挙げた。写真は閉鎖が決まったNY市近郊のインディアンポイント原発。2010年撮影(2017年 ロイター/Mike Segar) [ニューヨーク 9日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国では原子力発電事業の採算性が音を立てて崩れつつある。米電力大手エンタジーはこのほど、ニューヨーク市北方にある原発の閉鎖に合意し、その理由として天然ガスが低価格で推移していることを挙げた。 エンタジーが閉鎖を決めたインディアンポイント原発は何十年にもわたって論争の的になってきた。1977年には発電所の変電施設近くへの落雷でニューヨーク市が停電に見舞われた。2001年9月11日の事件以降はこの原発
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