同日開催した決算会見で澤田純社長が表明した。ERPの導入と併せて、サービスの申込受付から利用開始、料金請求に至る一連のオペレーションを自動化する目的で、クラウド型の情報システムを2024年度末までに順次導入する。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は2019年10月時点で1500業務を対象に、1万7000台のソフトロボットが稼働しているといい、さらに導入規模を広げる方針を示した。 「NTTのITコストは年間約3000億円かかっている。内訳はERP、データベース、その他オペレーション向けシステムにそれぞれ約1000億円だ。クラウド化することで、1万人規模の運用担当者が不要になり、年間で数百億円規模のコストを削減できる」。澤田社長は自動化の狙いをこう説明した。併せて澤田社長は「グループ経営の高度化」も狙いとして掲げており、買収によりNTTグループ入りした海外子会社などを含め、日々
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