ERPのクラウド化は難しい、という時代の終焉。3年後の国内ERP市場はクラウドが9割以上、オンプレミスが1割以下へ、ITRが予想 調査会社のITRは、国内でのERPの提供形態や運用形態別の市場規模推移および予測を発表しました。 企業の基幹業務システムを担うERPは、セキュリティやパフォーマンスを含む高度な(あるいは複雑な)システム要件のせいでクラウド化がなかなか進まないとされてきました。 しかし今回のITRの調査では、下記のグラフが示すように昨年2020年時点ですでにERP市場は、SaaSおよびIaaSの2つを合わせたクラウド上でのERPの売り上げがオンプレミスを上回っていることが示されています。 主要ベンダーが新規案件でSaaSの販売を推進 特に高い成長を見せているのがSaaS版のERPです。同社は、「主要ベンダーが新規案件ではSaaSでの販売を推進しており、またパッケージを導入している