今回のテーマは、企業の情報資源管理の重要性についてである。何を今さらデータ中心?目新しいパラダイムでもないのに…と思われる読者が多いだろう。本ブログでDOAを語るつもりはない。言わんとする所は、EAは多面的であり一部が欠けては成り立たないということ。あー、ザックマンね…と言われるかも知れないがフレームワークの話でもない。「DA(Data Architecture)をないがしろにしてはならない」という、ちょっと辛口の話である。 幸か不幸か私は1982年から33年間、ひたすら姿、形が見えない企業システムの全体像と向き合ってきた。今振り返ってみると、日本のユーザ企業は、自社の情報資源管理を軽視する3回の重大な過ちをおかしたと言える。そしてその事が既存システムのメンテナンス課題に直結していると言っていいだろう。なお、最初にお断りしておくが、“過ち”とは書いたもののソフトウエアは時間をかければ修復可