今回は企業内アプリ”全体”を疎結合化した際に、どのような形になるかをご紹介するとともに、そのポイントがどこにあるかについてお話したい。小生、全社システムの絵を描くのは久しぶりである。今後何かに使えるかも知れないので、少し気合いを入れて書いてみたのでご覧いただきたい。 既にバックナンバー”2015.4.6“で、ER図を用いて疎結合化の勘所を説明したが、今一つ具体例が足りないという読者のために、局所的な例ではなく全社システムのいたる所に疎結合化を施したエンタープライズモデルを作成してみた。 ご紹介するモデルは架空の企業(業種はメーカー)であるが、各アプリケーションに登場するエンティティは定石通りに描いたつもりである。各アプリは独立して機能し、それらが緩やかにシンクロナイズしながら、全体で整合性を保って機能する自立分散型システムとなっている。 読者の方は既にお気付きと思われるが、同じ名前のエンテ
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