離島の防衛などを想定した演習が行われている沖縄県の与那国島に、戦車と同じ程度の火力を持つ陸上自衛隊の戦闘車両が輸送機で運ばれ、沖縄では初めて公道を走行しました。 沖縄県や鹿児島県などでは、離島の防衛を想定した自衛隊とアメリカ軍の大規模な共同演習が行われていて、17日は日本の最も西にある沖縄県の与那国島の空港に陸上自衛隊の機動戦闘車1両が本土から輸送機で運ばれました。 機動戦闘車は、戦車と同じ程度の火力を持つものの戦車よりも軽いため輸送機で運べるのが特徴で、島内の駐屯地に向けて公道を走行しました。 機動戦闘車が沖縄の公道を走行するのは今回が初めてで、空港の周辺では演習に抗議する人たちの姿も見られました。 地元の女性は「自衛隊がいても気にはとめていなかったが、実際に車両が通ると改めて訓練をしているのだと実感しました」と話していました。 防衛省は、機動戦闘車の輸送を含めた今回の日米共同演習につい