琵琶湖の固有種の減少などに影響しているブラックバスやブルーギルなど外来魚の一掃を目指し、滋賀県水産試験場は、同県彦根市内の琵琶湖につながる「内湖」などで、水中に電気を流して魚を感電させる「電気ショッカーボート」による駆除実験を始めた。電気ショックで動けなくなった外来魚をすくい取る手法で、同試験場は「効果が確かめられれば、琵琶湖での導入を検討する」としている。 電気ショッカーボートは北海道立水産孵化(ふか)場が国内で初めて導入した駆除法で、ボートの先端部に高圧な電気を流す装置を取り付け、水中に電極のワイヤを垂らしながら進んでいく。同試験場によると、外来魚だけでなく、在来魚もしびれてしまうが、死ぬことはなく、しばらくすれば回復するという。 皇居の堀などでも実績を上げていることから、同試験場では2008年5月に3日間、同孵化場からボートを借り、内湖の一つで試してみたところ、産卵期を迎えた大型のブ
いよいよ2月1日から全国で中学受験が本格的に始まる。私事で恐縮だが、我が家の次男も現在ラストスパート状態に入っている。 見たことがある方はご存知だろうが、昨今の中学入試の問題はとてつもなく難しい。アゴラの記事を読まれている方は社会でそれなり以上の活躍をされている方々が多いと思うが、大変失礼ながら、そうした方々でも数日勉強しただけで中堅以上の中学に合格するのはかなり難しいように思われる。 しかも、問題は必ずしも特殊な知識や受験のテクニックを知らないと解けないものではなく、例えば社会でも、憲法や産業別の貿易等、社会生活をする上での基本的な知識を幅広く問う良問も多い。 こうして見ると、日本の教育水準は(少なくとも中学入試が一般的ではなかった私が子供の頃などよりは)格段にレベルが上がっているようにも思える。 一方で、「社会人としてこれだけは知っておかないと文字通り命に関わる知識」が初等教育から大き
ソウル金浦空港から南に1時間余り飛ぶと、韓国で「東洋のハワイ」と呼ばれるチェジュ(済州)島にたどり着く。 福岡県とほぼ同じ緯度のこの島は付近に温暖な対馬海流が流れているため、1月でも平均気温は6度と暖かい。氷点下に冷え込むことも珍しくないソウルから比べれば、まさに南国のリゾートと言うわけだ。 沖縄県と共通点が多い 人口が約55万人のチェジュ島は周囲を美しい海に囲まれ、島のほぼ中央には韓国で最高峰のハルラ山がそびえ立つ。豊富な海産物はもちろんのこと、養豚業も盛んなチェジュ島は黒豚の産地としても有名だ。海と山、そして食材にも恵まれたチェジュ島は韓国でも人気の観光スポットになっている。 本土から離れた最南端の島であること。そして観光業を主な産業としていることなどチェジュ島と沖縄県は共通点が多い。住民1人当たりの所得が全国で最も低い点も同じだ。 リゾート目当てに短期の観光客はやって来るが、浮き沈み
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン “稲盛銘柄”であるPHS会社ウィルコムの再建処理が大詰めを迎えている。 日本航空で救世主となり、困ったウィルコムを政府に押しつけるとの見方は短絡的。 企業再生支援機構を活用との報道の裏に、法的整理・会社分割の影がちらついている。 日本航空の再建に乗り出し、一躍脚光を浴びた「企業再生支援機構」。設立当初の「地域にある中小企業の再建支援」という主目的はどこへやら。第2号案件として浮上してきたのも、財界大物が関与するPHS会社、ウィルコムだった。 日航の立て直しでは、政府と支援機構が新CEO(最高経営責任者)に稲盛和夫・京セラ名誉会長を招聘した。政権与党の実力幹事長、小沢一郎氏に近い財界人としても、つとに有名な人物だ。その稲盛氏が中心となって設立し
キリンビールとアサヒビールによる雌雄をかけた最終決戦が幕を開けた。昨年は「販売量」でアサヒが制する一方で、キリンが正式なシェアの基準である「課税出荷量」で、9年ぶりに首位を奪還する前代未聞の結末となった。キリンはサントリーと来年4月の経営統合に向け交渉中で、両雄にとって今年が、“ガチンコ”でトップを争うラストイヤーとなる。昨年以上に激しいバトルが繰り広げられるのは必至だ。前代未聞の逆転 「正直、意外だった。自信があったのに…」(キリンの松沢幸一社長) 「相当追いつめたが、負けたと思う…」(アサヒの荻田伍(ひとし)社長) 昨年のビール類(発泡酒、第3のビール含む)のシェアトップ争いは、両社の社長にとっても予想外の結果になった。 8日に発表された卸売店などへの販売量は、アサヒの1億7700万ケース(1ケース=大瓶20本入り換算)に対し、キリンが1億7680万ケースで、アサヒが20万ケースの僅差
日本航空が法的整理に追い込まれたことを好機ととらえ、全日本空輸が“日の丸”を背負う「ナショナル・フラッグ・キャリア」の座を虎視眈々と狙っている。日航の撤退路線を積極的にカバーすると同時に、公的支援を受けた日航の攻勢を封じるため、政府に「公平な競争条件」を要求するなど、その意欲を隠さない。政府内でも、半官半民の「企業再生支援機構」による支援が終了する3年後に、日航の国際線を全日空に統合するシナリオが現実味を帯びつつある。パワープレー攻勢 「アイスホッケーで相手がペナルティーボックスに入っているようなもの。追い越すチャンスだ」 日航が1月19日に会社更生法の適用を申請した3日後。全日空の岡田圭介常務は、ウォールストリート・ジャーナルのインタビューにこう答えた。 27日には成田−杭州(中国)線など日航撤退路線の新設・増便や国際線の強化を盛り込んだ来年度事業計画を発表。岡田常務の言葉通り、反則を犯
「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは1日、消費者の投票で過去に売り出したバーガー5商品の中から人気ナンバーワンを選び、期間限定で販売するキャンペーンで、1位に「モスライスバーガー鶏つくね」選ばれたと発表した。販売期間は2月5日〜3月下旬までで、価格は300円。 キャンペーンは、「MOS−1CUP2009」。投票は昨年11月〜1月5日までに行い、約50万票のうち、鶏つくねが、44%の圧倒的な支持を集めた。 モスライスバーガー鶏つくねは、2007年10月〜11月まで期間限定で販売。ご飯を焼き固めたライスプレートで、粗めにひいた鶏もも肉のつくね、長ネギ、レンコンをはさみ、しょうがとニンニクでコクを出したのが特徴。 鶏つくね以下のランキングは、2位が「バーベキューフォカッチャ」、3位が「マスタードチキンバーガー」、4位が「ホットチリバーガー」、5位が「辛味テリヤキチキンバーガー」だった。
今は吸わないが、タバコを吸ってた時期がある。 それは学生の頃、90年代、音楽サークルにいた時代。エレキギターを持った同級生たちが、男女問わず、吸いまくっていた。部室はいつも煙でモクモク。喫煙者率ほぼ100%。 女子校あがりのおぼこい私は、「私も吸ってみようかなあ…」と、手を出した。最初、火の付け方が分からなかった(息を吸いながらライターをかざさないと、火が付かないけれど、私はひたすら火だけかざしてた)。 日の暮れた学校のベンチで、一生懸命、吸う練習をした。 その時吸っていたタバコは、キャスターマイルド。当時、好きだった男子の吸っていた銘柄だ。なんかもう、思い出すだけでこっ恥ずかしい理由ではあるが、まあ若い乙女だったので仕方がない。そういう「銘柄チョイス」をする女子、多いような気がする。 そのうち吸えるようになって、私もモクモクやりはじめた。雨が降っていて、きったない部室に3人くらいいて、ビ
全国各地で見かける日本のコーヒーチェーン店、ドトールコーヒー。お隣韓国には現在、同社の店舗は存在しないのだが、しかしどういうわけか、韓国だけでしか手に入らないペットボトル入りのドトールコーヒーが存在するのである。 210mlボトルのパッケージに、韓国語と日本語で「ドトールコーヒー」と書かれたこの商品は、韓国牛乳業界大手のソウル牛乳が、日本のドトールコーヒーと提携、昨年7月から販売を開始しているものだ。 現在はアイス専用の「カフェラテ」「カフェモカ」「アメリカーノ」、1月下旬に発売したばかりのホット専用商品「ホットブレンド」の計4種がラインナップに並んでおり、韓国のコンビニやスーパーで購入することができる。 なお日本でも、ペットボトルの形で「カフェ・オ・レ」「プレミアムカフェ・ラテ」といったドトールのコーヒーが発売されているが、韓国の商品は、ラインナップもパッケージも全く異なる模様。では、お
私は大学時代、経済学部に通っていたのだが、思い出してみると何も学ばなかった。「学ぼうとしなかった」と言った方が正しいかもしれない。学問は、モチベーションが大事なのだ。 だがこの歳になると、周りが株やらFXやらに知らぬ間に精通。無知な自分が恥ずかしいったらありゃしない! 今だったら、もうちょっと頑張れる気がする。 そして、そんな自分を優しく育ててくれそうなカフェが存在する。それは、昨年の12月8日に六本木にオープンした「ワールドインベスターズ・トラベルカフェ」。 ここではお酒や食事などを楽しみながら、いつの間にか経済の知識が身についていくカフェなのだ。 早速、1月某日に遊びに行ってきました。お店に入ると、パッと見は普通のオシャレなカフェだ。だが、お茶を飲んだ時に常軌を逸する。コースターが、通常のカフェと様子が異なる。企業名とURLが記されている。これは、このカフェをプロデュースしている6つの
――恫喝とゴマすりを駆使してリベンジした白石氏のケース 企業には、「負け組社員」と「勝ち組社員」がいる。「わずか1ミリの差」で負け組に転落し、会社員人生を棒に振ってしまうビジネスマンも多い。前回の連載「第二次リストラ世代に贈る(!?) 私が負け組社員になった理由」「では、こういった社員に焦点を当て、その人物像を細かく描写することで、負け組に転落しないための心得をお伝えした。 新連載では負け組だった人や負け組に転落してしまった人が、リベンジ(復活)を誓ってはい上がる姿を紹介していく。もちろんはい上がれる人がいれば、はい上がれない人もいる。双方の生き様を見ることで、より多くの教訓を得られるはずだ。 日本の企業社会には、負け組への落とし穴がいたるところにある。だが、一度負け組に転落したらはい上がれないわけではない。はい上がれる人とはい上がれない人との明暗が分かれる「リベンジの十字路」で、職場を行
サムスン電子を筆頭に、世界市場で韓国勢の伸長が目覚ましい。その一方で、財閥ランキング8位の大グループが解体の危機に瀕している。アシアナ航空、大宇建設を傘下に持つ、錦湖アシアナグループである。オーナー主導の常軌を逸した「膨張経営」が、完全に行き詰まったかたちだ。 「万一の場合、錦湖アシアナグループ向けの営業債権はどうなるのか」──。日本の商社のソウルにある拠点には年明け早々日本の取引先企業から問い合わせが相次ぎ、担当者は対応に追われた。 年末ぎりぎりの昨年12月30日に錦湖アシアナグループの資金繰りが悪化、中核企業である錦湖産業などが日本の私的整理に当たるワークアウトと呼ばれる経営改善手続きに入ると発表したからだ。 錦湖アシアナグループは、運送、レジャー、石油化学、タイヤ、建設、金融業などに幅広く進出した典型的な韓国型財閥だ。2009年4月時点で総資産は37兆6000億ウォンに上り、韓国の財
「こちらから欲しがれば、価格が高くなる」。思わず、小野寺正社長兼会長が、本音を漏らした。 1月25日、KDDIは、過去最大の3617億円を投じ、国内最大手のケーブルTV事業者であるジュピターテレコム(J:COM)の筆頭株主(37・8%)になると発表した。J:COMは、規制緩和を背景に、隣接地域を吸収するM&Aで急成長を果たした。現在では、ケーブルTV、固定電話、インターネット接続、PHSまでサービスを拡充し、全国5大都市圏でNTTに対抗できるアクセスライン(ブロードバンドサービスを家庭まで送る通信回線)を持つ、ほぼ唯一の存在である。 じつは、2005年にJ:COMが株式上場した際、2大株主である住友商事と米リバティ・グローバル社は「持ち株の処分について、2010年の2月中に結論を出す」という趣旨の株主間協定を交わしていた。それを知っていたKDDIは、待ち続けた。09年の夏から始まった大株主
「次は、どの店舗が閉まるんだ?」。セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武の百貨店、西武有楽町店が年末に閉店することになり、ブランド関係者は動揺を隠さない。同社の都心店の閉鎖は、昨年のそごう心斎橋店に続くもの。店舗閉鎖に聖域のないことをあらためて示した。 そごう・西武が全国に28店(2008年時点)展開する百貨店のうち、赤字額だけでいえば、最大だったのがそごう心斎橋店。次いで大きいのが西武有楽町店である。数字だけ見れば、心斎橋、有楽町と閉鎖する順番は妥当といえる。 だが、西武百貨店にとって、有楽町店は数字だけでは測れない役割を果たしてきた。 「ファッションの最先端を走るという西武百貨店のイメージを支えてきたのが、池袋、渋谷、有楽町という東京都心の3店舗。ブランド誘致のうえで、この“三位一体”が武器になっていた」(西武百貨店OB)という。 西武百貨店の旗艦店は、言うまでもなく池袋店で
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