千葉市花見川区のJR幕張車両センターで6月、短時間労働を仲介するアルバイトアプリ「タイミー」を通じて採用された作業員が車両の清掃作業中に倒れてその後亡くなった問題を巡り、作業を管理するJR千葉鉄道サービス(CTS)から委託を受けた千葉市内の清掃会社が、2022年からCTSに無断で別の千葉市内の会社に再委託していたことが9日、分かった。 再委託された会社がタイミーを通じて短時間労働者を募集し、22年から計十数人が作業に当たっていた。CTSも清掃会社も短時間労働者の派遣を把握しておらず、責任の所在が曖昧なまま、短時間労働者への委託が常態化していたとみられる。 清掃会社の社長と再委託先の会社の社長が、それぞれ取材に明らかにした。清掃会社とCTSによると、両者の契約では、清掃会社が作業を他の会社に再委託する場合はCTSへの事前通知が必要だったが、これを行っていなかった。 清掃会社は、幕張車両センタ
