小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡る事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた小沢被告の第12回公判が10日午前、東京地裁で開かれ、被告人質問が始まった。 小沢被告は「私の関心は天下国家。経理などは秘書に一切、任せていた」などと述べ、元秘書との「共謀」を改めて強く否定した。 同日午前は弁護側の質問、午後から検察官役の指定弁護士の質問が始まる。東京第5検察審査会の議決に基づいて昨年1月に起訴され、刑事裁判への影響を理由に国会での説明を拒んできた小沢被告が、事件について法廷でどこまで詳しく証言するか注目される。 公判では、陸山会の土地取引を巡り虚偽記入をした同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)ら元秘書3人(1審有罪、控訴)と小沢被告との共謀の有無が最大の争点。元秘書との関係について、小沢被告は「私は政治のことに集中していた。(経理の問題に)私が干渉し