大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを苦に飛び降り自殺したとされる問題で、平野文部科学相は10日、閣議後の記者会見で「市教委からも直接聞き取りしたい」と述べ、同市教育委員会が行っている再調査の進展次第では、同省が直接、市教委の調査に乗り出す方針を明らかにした。 さらに、再発防止の仕組みを国として検討を始めるという。 同省は現在、滋賀県教委を通じて事実確認を進めている。平野文科相は「市教委の役割がつかみきれなければ直接(調査を)やることもある。教育委員会として適切に対応したのかしっかりチェックしなければならない」と述べた。