[To HOME] 研究者にとっての論文十ヶ条 1999.7.17 数年前、「論文を書かない研究者は、ネズミを捕らないネコと同じである」といった(最近のネコはネズミを捕らないなどと揶揄されたが)。その後も折に触れて同様なことをいってきた。それをここでまとめておきたい。 1.「書かれた論文は書いた人の研究者としての人格を表す」。 書かれた論文からその研究者の人となり(人為)がわかってしまう。また、批判の材料にも使われる(日本人はあまり他をほめないが悪口は言う)。恐ろしい。 2.「データのみ出して論文を書かない者は、テクニシャンである」。 テクニシャンが重要でないといっているのではない。ただ、テクニシャンは研究者でないことを自覚し、研究者としての待遇を要求してはならない。逆に、研究者は研究者の責任を果たさねばならない。 3.「データも出さず、論文(原著論文)を書かない者は、評論家