2024年7月8日 資料保存研修の実施について 2024年4月25日 第34回保存フォーラムの終了について 2024年3月15日 第34回保存フォーラムで寄せられた質問回答を掲載しました。 2023年12月11日 第34回保存フォーラムの報告資料を掲載しました。 2023年11月8日 第34回保存フォーラムの開催について 2023年10月27日 資料保存研修の終了について 2023年9月12日 日本古典籍講習会の資料保存に係る講義テキストを更新しました。 過去のお知らせ
マイクロフィルム の長期保存 劣化とその対策 2007年9月 コダック株式会社 ドキュメントイメージングアンド ビジネスプロセスサービス事業部 企画部 楢林 幸一 マイクロフィルム •マイクログラフィック技術は1928年から現在まで時代の要求 に応えて発展してきた •光/化学システム→電子技術の応用→コンピュータシステムとの統合 •マイクロフィルムは公的機関、団体、図書館、企業等で、重要 記録を可能な限り長期間、確実に保存するための低コスト、 省スペースの媒体として、広範囲に利用されている •長期保存の要件は適切な資機材、撮影・現像処理、保管環 境・最少のハンドリング(検査/複製)など •そのためにはメーカー、ラボ、ユーザの協力が必要 •化学的に安定性したフィルム、機器、サポートを提供する •現像処理、品質管理を適正に行なう •適正
修復は最終的な処置であるため、本来は修復が必要になるような状態にしないことが、最も優れた保存処置といえます。 また修復は、多くの場合、かなり費用がかかるものでありますが、予防的な保存処置はそれに比較するとはるかに 低コストで行うことができます。それでは実際にどのようなことを行えばよいのでしょうか?簡単に言いますと、本に害が あるようなことを避けるという、とても常識的なことになります。 書籍(図書資料)の取り扱い 常日頃からの書籍(図書資料)の扱い方によって、その傷み方が大きく変わってきてしまいます。特に素材が劣化しているような 古書籍では、不用意な扱い方で簡単に壊れてしまうことがありますが、いくつかの点で扱い方に気を配ることで傷みを 防ぐことは十分可能です。それらのうち、一般的な事柄のいくつかを以下に挙げます。 ①本の並べ方 書架に本を並べる場合、斜めになるような置き方は本に負担がかかり、
木部 徹 初出:日本図書館協会資料保存委員会発行『ネットワーク資料保存』 73 (2004)。2004/03 に加筆し掲載 「修復をしない」という選択肢 F さん、手紙をありがとうございます。年齢のずっと離れた若い方から、メイルではなくて「手紙」をもらう機会が少なくなったのだなと、改めて思いました。もっとも、貴方からの手紙も、手書きではなくて、コンピュータの画面上でつづった文を紙に印刷したものであり、私の返信もそうですが。とはいえ、電子メイルを印刷して校正することはめったになくても、少し長文の手紙ならば一度は紙の上に印刷して読み直しや訂正をしませんか? 私はそうです。紙の上のシミにいったんは置き換えて読まないと、どうも落ち着かない。 私は15年近く、紙を媒体とする記録資料(文書や書籍など)を対象としたコンサベーション(conservation)を手がけてきました。傷んだ紙と、その上のシミ(
コンサベーションとは利用のための修復処置です。目の前の資料の何がどのように 利用されるのかをまず考え、そのニーズに見合う「必要にして充分な修復」を施します。 資料のクリーニング、加湿、漂白、脱酸性化、抗酸化、酵素利用など、内外の技術と 保存科学の成果を盛り込んだ当社のコンサベーションは、国内でトップの実力を持ちます。 私たちのコンサベーションの 考え方と技術を紹介します 紙媒体記録資料のコンサベーション なにが資料を劣化させるか コンサーバターとは 一般的な処置原則 処置方針の提案 処置前の試験 シュミレーション・サンプル 解体 ドライ・クリーニング 水を作る 濡らし 水性クリーニング 1 水性クリーニング 2 水性クリーニング 3 粘・接着物の除去 1 粘・接着物の除去 2 粘・接着物の除去 3 加湿とフラットニング 乾燥 滲みの予防 抗酸化処置 1 抗酸化処
Volume 20, Number 6 Nov 1996 The Effect of Light from Flashbulbs and Copiers Stefan Michalski's contribution to a continuing discussion on the DistList, August 1996 I try to stay out of this flashbulb thing but it has dogged me throughout years of lighting seminars, and I want it to go away. Besides, right now isn't a good time for our profession to go to the wall with yet another piece of revered
必也正名乎 図書館やアーカイブ等の資料保存に関する世界のニュースを伝える、ほぼ日刊のページです。 土日・祝日は休刊します。 リンクも引用も自由です。 IFLA(国際図書館連盟)資料保存分科会のニューズレター International Preservation News (IPN) の最新号(No.37, December 2005)は、「白手袋に関する誤解」(Misperception about White Gloves)を掲載している(p.4-16)。貴重資料の取り扱いとコンサベーションで長い経験を持つ二人の著者、Cathleen A. Baker とRandy Silverman による。 「汚れた手で貴重資料を扱うのは論外であるが、白い綿の手袋を着用することは、資料を傷めないどころか、むしろ有害であることが知られていない。白手袋着用は資料を丁寧に扱うことを意味するというのは、全く
今回は「鶴見大学」を取り上げました。 なかなか見られない光景です。 参考になります。 「鶴見大学」です。 鶴見大学図書館ブログ: 地下2階書庫の図書へのカビの発生(01):ふき取り作業開始 2010年2月から、図書館地下2階集密書庫の図書に発生したカビのふき取りを開始しました。ゴーグルをつけ、使い捨ての帽子、マスク、エプロン、手袋をつけ、完全装備での作業です。作業手順と装備については、専門業者からの指導・協力を得ています。 1)カビの発生した図書と、3階エレベーターホールでの作業風景 2)カビを掃除機で吸い取った後、エタノールでふき取り 3)カビをふき取った図書を屋上で陰干し 完全防備の体制です。 更に続きます。 鶴見大学図書館ブログ: 地下2階書庫の図書へのカビの発生(02):経緯と原因 結局,カビが発生する原因を特定できず,状況を改善するこれ以上の方策もなく,根本的な対策をとることがで
北村雄一(北村@) イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック 詳細プロフィールを表示
展示か保存か 「発掘された日本列島2010」展で遺物破損(1/2ページ)2010年11月19日16時31分 埴輪が並ぶ「発掘された日本列島2010」 全国を巡回しつつ、最近発掘された注目の遺跡や遺物を紹介する「発掘された日本列島2010」(文化庁など主催)で、各地の教育委員会から出品された遺物が展示中などに破損していることが明らかになった。 破損したのは、福岡県三雲・井原遺跡から出土した青色ガラス玉1点と、奈良県赤土山古墳から出土した円筒埴輪(はにわ)1点。 文化庁によれば、ガラス玉は東京会場(7月25日まで)での展示を終え、約1万点をケースから出そうとしたところ、そのうちの1点が二つに割れていた。埴輪については、底の部分から約1センチ四方の破片がはがれ落ちたとされる。 ガラス玉は破損した1点のみを展示から外し、それ以外はそのまま展示中。埴輪も損傷が軽いことから展示を続け、いずれも巡回展が
沖縄島の東部沿岸、辺野古(へのこ)・大浦湾地域は、日本にわずか十数頭ほどしか生息していない絶滅危惧種ジュゴンの、最後の生息海域です。 WWFジャパンを含めた日本の複数の自然保護団体は、2006年から共同で「2010年を国際ジュゴン年にしよう」と呼びかけ、ジュゴンとその生息環境の保全を求めるキャンペーンを展開してきました。 この結果、2008年のIUCN(国際自然保護連合)の総会「第4回世界自然保護会議」で、3度目になる「ジュゴン保護決議」が採択されました。 これは、沖縄島の東部沿岸に生息する日本のジュゴンの保護に努力するよう日米両政府に求めるものでした。また同時に、2010年の国連生物多様性年に、特にジュゴンの保護を訴えよう、ということも採択されました。 こうして、2010年の「国際ジュゴン年」がスタートしました。 みなさんが主体となってみなさんの言葉で周囲の人々にジュゴンのこと、国際ジュ
はじめに 本エントリは、トキの襲撃事故からみる外来生物問題〜その1.なぜトキを殖やすのか - 紺色のひとの続編です。先日のトキ襲撃事故から、テンと外来生物の取り扱いについて、さらに人間が他の生物に干渉する行為について考えてみたいと思います。 今回の事故について まず、今回の事故について整理してみましょう。 3月9日夜、テンが佐渡トキ保護センター内の順化ケージに侵入し、それが原因で放鳥訓練中だった10羽のうち9羽が死亡。 →http://sankei.jp.msn.com/science/science/100311/scn1003111130007-n1.htm ケージを調査した結果、金網よりも大きい隙間が多数見つかり、テンの侵入が拒めない構造になっていたことが明らかに。 →http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100315-OYT1T00059
はじめに 3月10日、佐渡市の佐渡トキ保護センターで、飼育中のトキ9羽が死んだと発表されたのは記憶に新しいと思います。 環境省は10日、新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで、国の特別天然記念物のトキ9羽が死んだと発表した。施設内に侵入した野生動物に襲われたものと見られる。被害にあったのは今秋、3回目の放鳥に向けて訓練中のもので、今後の野生復帰計画への影響が懸念される。 http://mainichi.jp/life/ecology/news/20100311ddm041040141000c.html その後の調査で、襲ったのは肉食哺乳類のイタチ科テン(Martes melampus)であること、順化ケージ内にテンが出入り可能な多数の隙間が確認されたこと、これらの隙間は設計・施工の段階から生じていたこと等が明らかになりました。 さらに昨年、同様の金網を用いた繁殖ケージ内にテンが侵入し捕獲され
チコが毎日毎日テリトリー内パトロールにいそいそと出かけていくのは,別に彼のテリトリーの周辺でブイブイ言わせている他の猫とバトルをするのが目的ではなく,彼のハンティング・エリアを守るためといっても間違いではないでしょう。彼は,いわゆるネズミ獲りのスペシャリストであって,それこそ「子子」(ねこ)と呼ぶにふさわしいハンターです。猫の獲物に対する探査像は個体によってチューニングが異なり,公陳丸は持ち帰ってくる獲物から判別するに全盛期ヘコ(蛇狙い)とも言える状況でした。もちろんそれ以外は見向きもしないよ,と言うほど厳密なものではありません。 彼のハンティングエリアを見てみると,お隣の鶏小屋周辺からあるおばあちゃんのかなり広い畑とその保護林を縦断する一方で,我が家の電気温水器内部といったハツカネズミやクマネズミが利用環境とする場所をカバーしています。戦績は,正確な撃墜数は把握していませんが,年間十数頭
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