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terminologyに関するoanusのブックマーク (46)

  • 『メディア関係者様:「哺乳類型爬虫類」は使わない方向で……』

    今回は細かい話になるとムズカしいので,久々のざっくり認識(記事を書く上で最低限知っておきたい情報)としてまとめます。 「哺乳類型爬虫類」というのは実に便利な言葉で,この漢字から「哺乳類へ進化しはじめた爬虫類ね」という感覚が読み取れます。 そして,ここには「哺乳類は爬虫類から進化したもの」という暗黙の了解が組み込まれてます。 ……が,しかし,実は近年の研究では,“哺乳類は爬虫類から進化したものではない”となっています。 ここは突き詰めれば,分岐分類学が関わってくるので難しい話になってしまうのですが,記事を書く上では,基的には“哺乳類は爬虫類から進化したものではない”という理解をもっていれば良いと思います。 よりくわしく知りたい方は,下記で紹介する等を参考にしてください。 で,これまで「哺乳類型爬虫類」とよばれていた動物たちを何とよぶかというと,「単弓類」とよんでいます。 「弓」というのは

    『メディア関係者様:「哺乳類型爬虫類」は使わない方向で……』
  • 『メディア関係者様向け:細かいコトだけど,「記載」や「報告」,「発表」を使いませんか』

    化石の日々オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。 化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。 という形で報道されることに少し違和感を覚えています。 たとえば,今春報告された羽毛のある大型ティラノサウルス類の「ユティラヌス(Yutyrannus)」。これは「羽毛のあるティラノサウルス類を発見」と報じられましたが,実際に発見されたのは,2009年のことと記載者の徐星博士がナショナルジオグラフィックのインタビューに答えています。 ……ですから,ここは「~を報告」とか「~をはじめて報告」とか,そんな表現の方が相応しいはずです。 より正確な表現でいえば,「『nature』で発表された新種~」とか,「~が記載された」などの書き方の方がベターかと。 論文が発表されたタイミングは,あくまでも論文として記載された時期,報告された時期であって,発

    『メディア関係者様向け:細かいコトだけど,「記載」や「報告」,「発表」を使いませんか』
  • analysis: 分析と解析

    工学の世界で,analysisというと,2種類に訳されています.分析と解析です.ちなみに医学では,解剖だそうですね. analysisとは,対象となる事象,振る舞い,物,事物を調べ,その構成要素を列挙し,それらの互いの関係を明らかにして,対象の特性を知るプロセスのことです.動詞は,analyzeです. analysisのプロセスや記述の手段は,いろいろあります.手で行う,器械を使う,言葉で扱う,数学的に扱う,など,様々あります. analysisを「解析」と言うときは,数学的に扱うことが多いです.そこでは,対象の構成要素がパラメータ(変数)となって,それらの間の関係を,数学的な式として表し,解析の結果は,定量的(数量的)なものになります.そのように表せるものを,「解析モデル」と呼びます. analysisを「分析」と言う時は,数学的には表さないが,analysisを行うこと

  • var- - ryamadaの遺伝学・遺伝統計学メモ

    「遺伝統計学トリビア」の実験中(こちらで、年末年始のため、アクセスがほとんどなくなる時期にこっそりと) 科学分野で用いられる術語は一般用語としての意味と区別する必要もあってこんがらがる 「名詞」として使っているのか「形容詞」として使っているのかを区別する必要もある 「名詞」だとわかっても、その術語は「もの」を表しているのか、「こと」を表しているのかを区別する必要もある 科学分野ごとに使い方が異なるのも痛い variant,variation,mutant,mutation 生物学・遺伝学 いずれも名詞 variant,mutantは「もの」を指す名詞、variation,mutationは「こと」を指す名詞 variantとmutantは「遺伝的に(DNA配列の中に)『普通』と異なっている部分を持つようなタイプ」を指す。「変化してできるもの、変異してできるもの(変異体)」 variatio

    var- - ryamadaの遺伝学・遺伝統計学メモ
  • 温室効果 - macroscope

    このことばは他分野でも使われるようになったが、議論の混乱を避けるため、他分野のかたも気象学者の使いかたに合わせていただきたいと思う。 「温室効果」(英語 greenhouse effect、フランス語 l'effet de serre、ドイツ語 Treibhauseffekt)は、地球などの惑星の気候を形成するうえで、その大気がもたらす効果をさすことばだ。(以下「地球」という表現をするが、金星や火星などの惑星に適用される場合については読みかえていただきたい。) 大気があって、それが地球上の物体(大気自体を含む)が出す熱放射の波長帯の電磁波を吸収・射出する能力をもつ成分を含むと、そのような大気がない場合に比べて、地表面温度が高くなるのだ。 温室効果は地球大気にもともとある性質だ。化石燃料消費などの人間活動は、その効果を強める。その追加分をさして「人為起源温室効果」(英語 anthropoge

    温室効果 - macroscope
  • ぐぬぬぬぬぬぬぬ

  • 「遺伝子の」か「遺伝的」か。あと「エピジェネティクス」をむずかしい単語で訳さないでほしいことなど - aggren0xの日記

    またしても新聞記事の用語についての記事です。 前回は朝日新聞記事について、明確に批判をしましたけれど、今回は些細な事です。専門用語の翻訳を間違えているという、よくあることです。まあ日の将来を担う新聞社さんでもないしね。 http://jp.wsj.com/Life-Style/node_441748 ウォール・ストリート・ジャーナル誌の翻訳記事です。はてなのぶくまを見ると、ほとんどみなさん記事の間違いを指摘し正しく理解していらっしゃるので、このエントリ書いた意味あるかなあと、書き終えて読み直しながら今思ってますが、まあいいや。 英語原文は、最近の研究成果の素晴らしい解説記事です。原文は、WSJ日版からのリンクでは「有料」となっているのに、こちらでは読めるのはどうしたことなんでしょうか。 http://online.wsj.com/article/SB100014240527023043

    「遺伝子の」か「遺伝的」か。あと「エピジェネティクス」をむずかしい単語で訳さないでほしいことなど - aggren0xの日記
  • macroscope

    2024-08-02 「男性」「女性」で人 (個人) をさすのをやめてほしい 【まだ書きかえます。いつどこを書きかえたかを必ずしも明示しません。】 【この記事は、現代日社会に生きる個人として、現代日社会への意見をのべたものです。おもにテレビや新聞などのマスメディアにむけた意見ですが、直接そちらにむけるよりも、広く… 2024-07-29 気象データのビジネス活用セミナー 雨量から指数へ、火山噴火に関する情報 (2024-08-05 オンライン) 行事お知らせ 2024年8月5日 (金)、気象ビジネス推進コンソーシアム (気象庁と民間会社などをふくむ組織) が主催する「気象データのビジネス活用セミナー データ解説編」がオンラインでひらかれます。今回の話題は「雨量から指数へ」と「火山噴火に関する情報」です。参加… 2024-07-21 気象学会 関西支部 「夏季大学」新しい気象観測 (20

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  • 『メディア関係者様向け:「時代」と「年代」はちがうのです』

    化石の日々オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。 化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。 A:「その化石って,いつごろのものですか?」 B:「およそ6800万年前ごろのものです」 A:「『ごろ』というと,どのくらいの幅が?」 B:「そうですね,±100万年ぐらいでしょうか」 A:「そんなに誤差があるんですか?」 ……というようなやりとりを,古生物関係者であれば,一度は経験されたことがあるのではないかと思います。もちろん,上のやりとりではBが古生物関係者です。Aはたとえば,我々のようなメディア関係者ですね。 ここで,久々のざっくり認識を。この一つさえ気をつけていれば,少なくとも記事を書く上では支障はないと思います。今回は……, 化石に年代(数値)は書かれていません ということです。 正確にいえば,例外的に一部の化石は分析をす

    『メディア関係者様向け:「時代」と「年代」はちがうのです』
  • GEOSOC : Vol. 111 (2005) , No. 9 p.565-568

  • 『メディア関係者様向け:“地質年表”はお持ちですか』

    UpperとかMiddle,Lowerというのは,直訳すれば上部,中部,下部になります。これは地層の重なりを意識したものですが,一般には馴染みの薄い表現になるので,順に後期,中期,前期と表記すれば良いかと思います。 こうした「○○代□□紀(△△世)」というのが,いわゆる地質時代です。 で,この表の「Age Ma」というのが,地質年代です。 「Ma」というのは,「Mega-annum」の略です。 「なんのこっちゃー」かもしれませんが,ようは「1Ma=100万年前」と覚えておいていただければ問題ないと思います。 この単位が示しているように,地質学者や古生物学者は,100万年,1000万年スケールで物事を考えます。 取材をしていてよく言われるのが,「時間の感覚の差」です。これがなかなか。 さて,たとえば,白亜紀(Cretaceous)と古第三紀(Paleogene)の境界をみると,「65.5±0

    『メディア関係者様向け:“地質年表”はお持ちですか』
    oanus
    oanus 2012/04/04
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  • 「頭」って、なに?

    そんなの明快じゃん!・・・でもよく考えると、意外と難問。 動物の「頭」とは、そもなんぞや? そして、そもそも相同性とは一体なんぞや?

    「頭」って、なに?
  • ほとんど (数学) - Wikipedia

    数学において、ほとんど (almost) という語は、ある厳密な意味で用いられる専門用語のひとつである。主に「測度 0 の集合を除いて」という意味であるが、それ単体で用いることはあまりなく、「ほとんど至るところで (almost everywhere)」「ほとんど全ての (almost all)」などの決まり文句でひとつの意味を形成する。 測度空間において、ある性質 P を満たさない点の集合の測度が 0 である (正確には、ある測度0の集合にそれが含まれる) 場合、ほとんど至るところで(英: almost everywhere、略して a.e.、仏: presque partout、略して p.p.)P を満たす、という[1]。実数上で考えている場合は、通常ルベーグ測度を用いる。 f をディリクレの関数とすると、ほとんど至るところで f(x) = 0 である。このことを f(x) = 0

  • 『メディア関係者様向け:「古代生物」って,いつの生物?』

    化石の日々オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。 化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。 自分で書き綴っておきながら,この「メディア関係者様向け」の記事は,どうも考古学と古生物学の混同に端を発することが多いように思えます。 考古学・古生物学混同関連としては,第3回。 古生物学が「古生物学」として,しっかりとアイデンティティーを確立するためには,この両者で線引きできるところは線引きしていかないと……,今回もそんなお話です。 「古代生物」 という表現をよく見かけます。 いや,見かけるどころか,某大手のニュースサイトでは,こうしたカテゴリが存在するくらいです。 この「古代生物」という言葉,まるで専門用語のような響きをもっていますが,はたして正確に使われているのでしょうか。 個人的には,メディア関係者がすごく安易に「『古生物』って

    『メディア関係者様向け:「古代生物」って,いつの生物?』
    oanus
    oanus 2012/03/06
    門外の方々向けのありとあらゆる古生物系講演で枕として語らなくてはならないことになっており実際のところだいたい実践されているにもかかわらず一向に普及の気配の見えないアレ (3)
  • 『メディア関係者様向け:「氷期」≠「氷河期」って知ってました?』

    化石の日々オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。 化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。 寒い冬ですね。 先日,床屋で「温暖化,温暖化って騒いでいるのに,冬は寒いんですよね」とのお話をいただきました。 この冬の寒さに関しては,「バレンツ海における海氷減少」が原因ではないか,というニュースがJAMSTECのプレスリリースで発表されています。 バレンツ海というのは,いわゆる北極海の一部で,スカンジナビア半島の北方にあります。これによって北極が温暖化し,かわってシベリアなどが寒冷化している,というお話。日の冬の寒さは,シベリアから供給されるところ大ですので,この影響をもろに受けている,というわけです。 詳細は,JAMSTECのプレスリリースをご覧ください。 閑話休題。 こうして寒い日がつづいているからか,「氷期」とか「氷河期」

    『メディア関係者様向け:「氷期」≠「氷河期」って知ってました?』
  • 『メディア関係者様向け:「古生物学」と「考古学」』

    化石の日々オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。 化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。 「古生物学」 と 「考古学」 この二つの学問は,しばしば混同されているように感じます。 いや,おもに「古生物学」が「考古学」と間違われているようで,その逆はあまりみかけません。古生物学に携わったことのある方であれば,一度は「ああ,考古学ね」と間違われた経験をおもちでしょう。 まずは報道・メディア関係から,このちがいを直していきませんか? 以下は個人的な見解ですが,例によって,この認識をもってすれば,一般的な記事を書いたり,報道をする際に,恥ずかしい間違いをしなくてすむはずです。 誤解を恐れずに両学問をざっくりとわければ, ・生命の歴史の学問が「古生物学」 ・人類の文明史の学問が「考古学」 ということになると思います。 ともに「歴史」に

    『メディア関係者様向け:「古生物学」と「考古学」』
    oanus
    oanus 2012/02/21
    専門外の方々向けのありとあらゆる古生物系講演で枕として語らなくてはならないことになっており実際のところだいたい実践されているにもかかわらず一向に普及の気配の見えないアレ (2)
  • 『メディア関係者様向け:化石は「出土」しないって知ってました?』

    化石の日々オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。 化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。 今回は,ときどき見かける 「化石が出土した」 という表現をとりあげたいと思います。 この表現は,新聞,雑誌だけではなく,古生物学を専門とする方以外が書かれた一般書にも使用されています。 たしかに,「出」と「土」という感じからは,まさに化石のためにある用語のように思えます。 しかし,これはまちがいです。 「出土」は「考古学」の用語になります。 ※「古生物学」と「考古学」のちがいについては2012年1月13日のブログをご覧ください。 いつものざっくり認識を披露,といきたいところですが,実はこの言葉が考古学用語であるということは,辞書を調べるだけで簡単にわかります。 こんな感じ↓ 出土:古代の遺物などが土の中から出てくること(広辞苑) 遺物

    『メディア関係者様向け:化石は「出土」しないって知ってました?』
    oanus
    oanus 2012/02/21
    門外の方々向けのありとあらゆる古生物系講演で枕として語らなくてはならないことになっており実際のところだいたい実践されているにもかかわらず一向に普及の気配の見えないアレ (1)
  • 生命の定義を多数決で決める | スラド サイエンス

    「多数決による生命の定義」を突き詰めた研究者がいるそうだ (Byte Size Biology の記事、家 /. 記事より) 。 例えば Wikipedia の生命のエントリには「基的には生きているものと死んでいるもの、あるいは物質と生物を区別する特徴・属性などを指す語、あるいは抽象概念」とあり、「現代の生物学では、代謝に代表される、自己の維持、増殖、自己と外界との隔離など、さまざまな現象の連続性をもって生命とする場合が多い」とも記されている。 今回発表された分析では 123 件に及ぶ異なる生命の定義を分析したとのこと。接続語などを省いた後、似たような意味を持つ単語を定義と使用頻度ごとに分類したところ、10 個のグループに分けることが出来たという。グループはそれぞれ「生命」「システム」「物質」「化学的(代謝)」「複雑さ (情報)」「再生」「進化」「環境」「能力」とカテゴリ分けされた。こ

  • Standardized Terminology and Potential Taxonomic Utility for Hadrosaurid Skin Impressions: A Case Study for Saurolophus from Canada and Mongolia

  • What Is and Is Not a Stem Group