Evolution of the turtle shell based on developmental and fossil data. This animation is based on the work of Dr. Tyler Lyson, currently at the Denver Museum of Nature & Science. The animation shows how various fossils, particularly Eunotosaurus and Odontochelys, bridge the morphological gap between a generalized animal body plan to the highly modified body plan found in living turtles. The paper,
胚発生過程と化石記録から解き明かされたカメの甲羅の初期進化 -カメの背中の甲羅は肋骨成分のみから進化してきたことが明らかに- ポイント カメの背側の甲羅(背甲)は肋骨が拡張・変形してつくられ、皮骨の付加はない 三畳紀爬(は)虫類の一種にもカメと同様の背甲があった 発生学と古生物学の発見が結びつき、初期進化の過程がより鮮明に 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、カメの胚発生過程の組織学的な解析と三畳紀[1]の化石記録の調査を行い、カメの甲羅が他の脊椎動物に見られる皮骨[2]成分を含まず、純粋に肋骨が拡張し変形することで進化してきたことを明らかにしました。これは、理研発生・再生科学総合研究センター(竹市雅俊センター長)形態進化研究グループの倉谷滋グループディレクター、平沢達矢研究員と、新潟大学医歯学総合研究科の長島寛助教ら研究グループによる成果です。 脊椎動物の進化の歴史の中では、ア
ゲノム解読から明らかになったカメの進化 -カメはトカゲに近い動物ではなく、ワニ・トリ・恐竜の親戚だった- ポイント カメの祖先はワニ・トリ・恐竜のグループと約2億5千万年前に分かれ進化 特異な形態を持つカメも脊椎動物の「基本設計」を守りながら進化 爬虫類で初めて哺乳類に匹敵する数の匂い受容体を発見、陸上動物最多クラス 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、カメ類2種(スッポンとアオウミガメ)のゲノム解読を行った結果、カメの進化の起源と甲羅の進化に関して遺伝子レベルの知見を得ることに成功しました。これは、理研発生・再生科学総合研究センター(竹市雅俊センター長)形態進化研究グループの倉谷滋グループディレクターと入江直樹研究員、中国ゲノム研究機関BGI、英国ウェルカムトラストサンガー研究所、欧州バイオインフォマティクス研究所らをはじめとする国際共同研究グループによる成果です。 爬虫(はち
௵ひろひろ・きなこもち @Hiro_HL @yasuhisaurus 講釈くだせぇ。どうも色々あって(慌てて組んだので)、不自然なんです(^^;)。そのうちちゃんと戻したい。。。 2011-12-26 00:16:56 @yasuhisaurus @Hiro_HL うるさくてごめんなさい。前肢の上腕‐下腕が作るV字を水平に近づけたいんです。スッポンは水平水かきに特化した分、クサガメみたいな前肢による身体の拳上はできないし、上腕はほとんど背側に向かわないようなんです。結果、掌は下方ではなく後方か外側に向くはず… 2011-12-26 00:33:58 ௵ひろひろ・きなこもち @Hiro_HL @yasuhisaurus いえいえ、絶対に精確な方が良いので、どこまでも突っ込んでください。あー、そうか。たしかに生きてるスッポン見てたらそうなっていますね。そうか、水中だからそうしているんじゃなくて
動物, 科学そしてところで亀は今までその分類上の位置が何だかあやふやだったのだ。 爬虫類のカメとトカゲは近縁ぽい。カタツムリの殻から中身が出てきたらナメクジになるのかなと思っていたように、亀も甲羅から出てきたらトカゲ的なものであってもおかしくはない、漫画的イメージでは。写真で見たら違うかも。マンガで亀が怒ったり驚いたりしたときにトカゲみたいなものがスポーンと出てきてたような気がする。あ、でも口が鳥のくちばしっぽいか?まあいいや、古典的な形態学の観点からはカメとトカゲはちょっと遠くに置かれていた。 「お前は出っ歯だからげっ歯類!」というように過去の研究者は形態を基準にして動物の分類をしていた。「アゴなしは無顎類!」とかね。そして化石とかと比べながらこんな風に分岐してったんじゃないかなどと考えていた。まあそらそうだわな。で、近年はもっとDNAとかで分子系統学なデータも盛り込んできたのだけれど、
CGアニメーション:カメの甲羅はどこから来たか? Turtle Carapace (Animation) (2012年制作) 亀の甲羅は進化上、非常に短い期間に劇的な構造の変化によって生じたと考えられます。発生プログラムに変化が生じ、その結果、肋骨が肩甲骨の外側に移動し、肋骨同士の隙間を埋めるように骨が融合したのです。2009年、形態進化研究グループ(倉谷滋グループディレクター)は、この過程を明らかにすると共に(Science 2009年7月発表 )、甲羅の進化を描いた3つのアニメーションと2つのCT画像を公開しました。 これらのデータはクリエイティブコモンズのライセンス(表示・非営利・改変禁止)が 認める条件下でご利用いただけます。 利用条件:著作者のクレジットを下記の通り表示し、かつ非営利目的であれば利用できます。 データの改変はできません。クレジット表示:RIKEN 理化学研究所 形
生物学論文紹介同人サークル「ハイアイアイ臨海実験所」です。 ここでは、気になった学術論文を紹介したり、同人活動を告知したりします。 亀藤です。今日紹介する論文はコチラ、 Prolonged deep dives by the leatherback turtle Dermochelys coriacea: pushing their aerobic dive limits Lopez-Mendilaharsu et al. 2009 Marine Biodiversity Records, 2, e35, 1-3. doi:10.1017/S1755267208000390【オサガメの潜水行動】 オサガメといえば世界最大のウミガメです。ここで最初に紹介したオサガメはシャチにやられていましたが、僕は例の論文を読んだときにこう思ったのです。 「シャチなんかどーせたいして潜れやしないんだから、深
以前食したスッポンの、組立骨格標本が完成しました。 脊索動物門 Chordata 脊椎動物亜門 Vertebrata 爬虫綱 Reptilia カメ目 Testudines 潜頸亜目 Cryptodira スッポン上科 Trionychoidea スッポン科 Trionychidae スッポン亜科 Trionychinae キョクトウスッポン属Pelodiscus スッポンPelodiscus sinensis (Wiegmann, 1835) (シナスッポン、ニホンスッポンなどとも) 細かい部分は接着剤止めですが、 肩甲骨‐背甲、骨盤‐背甲、腹甲‐背甲などは針金で着脱可。 頚椎は全てバラバラの状態で通し、端を糸で固定したので可動式。 尾椎も同じく先だけ接着剤止めにしたので、可動します。 上顎‐下顎は両面テープで仮止めなんだけど、すぐ外れるので、なんか良い方法ないかな? 舌骨は糸で吊るしま
ポイント カメの特異性は胚発生後期に現れ、発生前~中期の基本的発生過程は他の羊膜類と同様 カメは祖先の後期発生プログラムの変更により、甲羅を得たと推測 カメの発生過程から得た進化シナリオは、原始的カメの化石記録とも一致 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、羊膜類※1の中でも甲羅などの独特の骨格形態を持っているカメの形態がどのようにして得られたのか、という謎に挑み、カメの発生後期過程において腹側の体壁が内側に折れ込むことによって骨格の位置関係が変わる様子を観察し、カメの進化を発生学的に明らかにしました。これは、発生・再生科学総合研究センター(竹市雅俊センター長)形態進化研究グループの倉谷滋グループディレクター、長島寛研究員らによる成果です。 カメは、羊膜類の中でも特徴的な形態進化を経てユニークな骨格パターンを作り出しています。カメの甲羅は背側の甲羅(背甲)と腹側の甲羅(腹甲)
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