磁気接着剤によって接着された2つの木材を曲げてみせるシンガポール・南洋理工大学のラジュ教授 CREDIT: NTU SINGAPORE <シンガポール・南洋理工大学(NTU)の研究チームは、磁界を用いてエポキシ樹脂を硬化させる新たな手法「磁気硬化」を発明した...... > プラスチックやセラミック、木材などの接着剤として幅広く用いられている「エポキシ樹脂」は、一般に、熱や光によって硬化する。そのため、フレキシブルエレクトロニクス(折り曲げられる電子回路)や生分解性プラスチックといった熱に弱い材料や断熱材料には適用しづらい。また、その硬化過程で多くのエネルギーを要し、これを長時間かけて硬化させるための高温炉も必要となる。 既製のエポキシ樹脂を「磁気硬化性樹脂」に変えることができる シンガポール・南洋理工大学(NTU)の研究チームは、磁界を用いてエポキシ樹脂を硬化させる新たな手法「磁気硬化」
![磁界を使った新しい接着剤が発明される......エネルギー、時間を節約できる](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0ffe3fe789e783a2a8ae4fe4e41b48feac55bd3b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fstories%2Fassets_c%2F2020%2F12%2FMagnetocuring-Glue-thumb-720x486-229951.jpeg)