仙台の予備校生による京大入試カンニング報道。 さまざまな面でショックを受けた。 カンニングをやった受験生がいると聞いたときに、最初に湧いてきたのは怒り。 京大の数学と英作文は、文系学生にとって最難関だ。 そこさえクリアすれば、京大に受かるのはそれほど難しいことではない。 その解答を人に頼って合格できるのなら、全ての受験生はそれまで何のために苦労して勉強してきたのか。 その努力を踏みにじるのは、絶対に許されることではない。 しかし、予備校生が逮捕されるまで、新聞の一面で報じ続けられ、追い詰められ、自殺が心配されるほどになるにつれて、この対応はおかしいと思うようになった。 今回は、警察の力を借りなければ、カンニングした受験生を突き止めることはできなかっただろう。 しかし、大学がやるべきことは、この受験生を失格させることで十分で、偽計業務妨害とやらの刑事犯にすることではない。 受験生を警察とマス