By Hunini – Own work, CC BY-SA 4.0 アメリカは,海軍の艦艇建造に大問題を抱えている.それに,商船の造船産業も大したことがない.いま,多くの人たちが,正当にもこの件で頭を抱えている.というのも,この船舶建造能力の問題で,アメリカは中国との大規模な戦争に負けるという差し迫った危機に瀕してしまうからだ. 「じゃあ,どこが船舶をつくれるの?」 日本と韓国だ.どちらもいかにも小さそうなアジアの同盟国だけど,両者を合わせると,その造船産業は中国のそれとほぼ互角だ.さらに,商船の造船規模こそ韓国の方が大きいけれど,日本は複雑なハイテク海軍艦艇もつくれる.先だって,第二次世界大戦いらい初の空母を建造したばかりだ. すると,単純な解決案が浮上してくる:アメリカ海軍の艦艇を日本で建造すればいい.そうすれば,短期的にアメリカの艦艇調達問題を解決する助けになる.それに,日本製品の
![ノア・スミス「アメリカは日本で(そして韓国でも)軍艦をどんどん建造する必要がある」(2024年5月10日)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f193bcbe06111e73bc39174902a0c647bece098b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi0.wp.com%2Fecon101.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F05%2F9974bd8a-e4bb-4f8e-944b-2d87df87dc4b_1200x675.jpg%3Ffit%3D1200%252C675%26ssl%3D1)