本連載は、心理学博士・榎本博明氏著、日本実業出版社刊『やる気がいつの間にかわいてくるたった1つの方法』から編集転載しています。 「日曜の夜は憂鬱(ゆううつ)になる」「自分に合った仕事に巡り会えればきっと仕事を楽しめるのに」――そう考えている人たちに向け、「自分に向いている仕事さがし」ではなく自分の「仕事づくり」のコツとして仕事を意味づける“ストーリー”をキーワードに解説しています。 そのコツを習得すれば、転職することなく、今の仕事に対して自然にやる気がわいてきて、仕事を楽しめるようになるといいます。 どうせ働くのなら、楽しみながら働くコツを身につけてみるのはいかがですか。 イチロー選手は、ヒットを量産する原動力は何かと聞かれて、「モチベーションは野球が好きだということだ」と答えた。それがモチベーションを高め、成果につながっている。 だが、単に好きだからといって成果に結びつくわけではないこと
Redditで話題になっていたポストを訳してみた。 僕は自分が思っていたほどは頭がよくなかったという高校生の独白にたいしてつけられたこのちょっと長めの返信がとても的確で示唆に富んでおり、多くの人のこころをつかんでいました。私自身、勇気づけられるというか身につまされるところがあり、忘れないために翻訳をしてみました。 まずは高校生の独白から。 僕は自分が思っていたほどは頭がよくなかった 僕はいま高校の最終学年で、次の6月に卒業する予定です。高校の成績は、いままでずっとAを取りつづけていましたが、去年始めてBをとってしまいました。もしそのBがなければ、卒業生総代に選ばれていたでしょう。 総代にふさわしいのは自分だ、つまりクラスで本当に一番頭がいいのは自分だと思いたいです。でもこの一年で、僕にそれほどの知性はないし、僕より頭のいい人はたくさんいるんだということを思い知らされました。 また僕は、自分
アベノミクスで久しぶりに日本人のマインドは高揚している。かくいう筆者も、頑張れ!頑張ろう!!という気持ちで、ちょうど1年前の52歳の時に、外資系企業社長の立場を捨てて、グローバル時代に力を発揮する「人財」を育成する会社を立ち上げた。 このコラムでは、日系大手保険会社から外資系金融機関に転じ、「グローバルで戦うとは、こういうことだった!」という筆者が体を張って得てきたノウハウの一部を、失敗も交えて惜しみなく紹介していきたい。 何を隠そう筆者は、変革への熱い思いを強くする一方、「このままいくと日本経済はだめになるんじゃないか?かなりやばい!」ときわめて悲観的に感じている。その理由は、日本人の仕事のスタイルが実は過去20年以上、全然変わっていないのではないか?との疑念があるからである。 日本はこの20年でグローバルな競争力を失ってきたとよく言われる。日本人がさぼっていてそうなったのならまだ救いが
ビジネスの世界では頻繁に「初めての出会い」がある。新入社員なら毎日が「初対面」の連続、また人事異動や転勤となった人は、前任者を引き継いで得意先を回って「初めまして」と名刺交換することになるだろう。 なかには口下手、照れ屋で「何を話せばいいのか」と迷う人がいるかもしれない。好感度アップ間違いなしの秘策を、専門家に聞いた。 電車の吊り広告は会話の重要なネタ元 こんなケースを想像してほしい。異動した部署で、得意先に挨拶に出向いた。応対に出た相手は当然初対面。その上司も来るそうだが、会議が長引いていてなかなか顔を出さない。ひととおり自己紹介を済ませてふたりきりで待っている間、あなたはどう過ごすだろうか。 帰宅中の電車で偶然、取引先の社員と顔を合わせた。聞けばお互いの自宅が近所だと分かった。だがこれまで1、2度会っただけで仕事上ほとんど会話したことがない相手。「あと30分は車内で一緒だな、何を話せば
東京大学工学部を1978年に卒業後、小松製作所で建設現場用ダンプトラックの設計・開発に携わる。1983年よりスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。1990年にはマッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となるとともに、韓国企業、特にLGグループの世界的な躍進を支えた。2002年、「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命としてブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。最近は、大企業の経営改革、経営人材育成、新事業創出、オープンイノベーションにも積極的に取り組んでいる。著書に『ゼロ秒思考』『速さは全てを解決する』(ダイヤモンド社)、『マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカ
コクヨの「3秒で選び、2秒で決める」思考術 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、以前『コクヨの5ステップかんたんロジカルシンキング』が当ブログでも好評だった、下地寛也さんの新作。 本書では、タイトル通り「短時間で意思決定する」ことがテーマとなっています。 アマゾンの内容紹介から。考えを「加速する」のではなくどの順番で考えるかを「迷わない」。それがゆとりの効率アップと、質の高いアウトプットに繋がります。「パパッと5秒で即答できる」スキルを身に付けよう。 何か質問された場合に、あれこれ迷ってしまう方なら、要チェックの1冊です! 【ポイント】■1.答えを「仮」で出す なお、ここでいう「答え」とは、完全な正解である必要はありません。その場でわかっている情報を組み合わせてつくった「仮の答え」です。 「3秒で選び、2秒で決める」人は、常に現段階での答えはコレ。しばらく仕事を進めると方向修正して今の答えは
「先延ばしの習慣」は、なかなか克服できないわかっちゃいるけれど、なかなかできない。すぐにやればいいのに、先延ばしにしてしまうようなことはありませんか。仕事上においても、日常生活においても、今すぐやっておけば気持ちが楽になるのに、ついつい先延ばしにしてしまうことってありますよね。私はよくあります。手帳やスマホでタスク管理していても、その管理自体を怠ってしまうこともあります。 仕事を「先送り」せず、すぐやる習慣を身に着ける考え方で、先延ばしをするデメリット、そして「すぐやる」ための考え方を書きました。しかし、頭ではわかっていてもなかなか克服できないことがあります。そこで私がいつも使っている技術を紹介します。それが「スケールテクニック」です。 「スケールテクニック」は感覚を修正してくれる「スケールテクニック」とは、感覚でとらえている物事を数値化することを言います。「その仕事、作業にどのくらいの時
口下手を克服・直すためには、本当の問題に気付くべきコミュニケーション能力をアップさせるため、書籍を購入したり、セミナーに参加したりして勉強している人は大勢います。人間関係の改善に期待できるからでしょう。私は「営業コンサルタント」ですから、コミュニケーションの重要性はよく理解できます。お客様とのコミュニケーションのみならず、社内における上司や部下とのコミュニケーションの仕方によって営業成績が左右されるからです。それほど「コミュニケーション能力」は重要なものです。 しかし多くの人が勘違いしていることもまた気になるところです。私がコミュニケーション研修を実施すると、受講者の多くが、「口下手」なのを克服したい。話し方、トーク技術を変えたいと望んでいるからです。 特に「口下手」を直したいという人が意外に多い。その克服方法として、 「失敗してはいけない、と思えば思うほど緊張するものです。友だちや家族と
「先延ばし」にしない技術 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、かなり「当たり」な自己啓発本。 タイトルには「先延ばし」とありますが、「実行力」全般に関するTIPSが満載です。 アマゾンの内容紹介から。「時間が足りない」人生に、サヨナラしたいと思いませんか? 15万人以上の行動習慣をあっさり変えた、「実行力」を身につける唯一の方法。 新年早々に読むには、うってつけの1冊! なお、タイトルは今年初の「ホッテントリメーカー」作です。 いつも応援ありがとうございます! 【ポイント】■1.目標達成にはイメージするだけではダメ 人生の成功を手にするには、目標を達成した場面をイメージする「ゴールの視覚化(Outcome-oriented Visualization)」よりも、目標までのルートを正しく捉える「プロセスの視覚化」の方が、ずっと重要なのだ。(中略) だから、決心を最後まで保って目標を達成するには
秋は何かと意欲が湧きやすい季節。そんな時だからこそ、モチベーションの仕組みを理解して自己管理に生かし、長続きのコツをつかんでおきたい。 Dumb Little Manの記事「どうやってモチベーションを高め、フォーカス、組織、生産性を改善して目標を達成するか(原題:How To Motivate Yourself and Improve Focus, Organization and Productivity to Reach Your Goals」に役に立ちそうなポイントがあるので紹介したい。 モチベーションの仕組みを考えたことがあるだろうか。やみくもに自分のやる気を振るわせたり意欲を喚起するのは無理がある。 「何らかの成功の定義があり、これに向かって現実的なアプローチをとりつつフォーカスを見失わないようにする」ということがモチベーションの役割だ。これは、状況を見ながら適宜修正していく必要
私達は日常の生活や職場で「気の合わない人」「肌の合わない人」「嫌いな人」などが一人や二人いるのものです。人間関係で悩むことの中の一つに、そのような人にどうして付き合ったらいいかということがあります。私はそういう時、出来る限り付き合わないようにした方がいいと思っています。おせっかいな人や心理学を勉強している人または自己成長のセミナー、ワークショップなどで「それはあなたの問題だから逃げないで向き合った方がいい」とか「起こった問題はあなたの中にあるのだから避けないで直視した方がいい」更に「あなたの為に起こるべきして起こったのです」なんて言う人がいますが、私はやはり嫌いな人とは関係しない方が一番いい方法だと思います。私の先生は「若いときに苦労は買ってでもしろというが、苦労は買ってまでしない方がいい。苦労して自分の人生をダメにした方が多いのだから」と行ってくれます。私もそう思います。 確かに嫌な人と
今日は中学生達が運動公園で陸上大会を行っています。徒競走をはじめいろんな競技を行っていますが、みんな毎日辛い練習を重ね、それぞれに目標や夢があり、それに向かって頑張っているのでしょう。 1番になりたい、あいつだけには負けたくない、陸上でその名を轟かせたい、プロになりたい、いろんな思いがあると思います。そして大人になって大多数の人間が口を揃えて言うのが、「いつまでも夢なんてみてんじゃねーよ。ガキじゃあるまいし、現実を見ろよ」と言います。本当に夢は叶わないのでしょうか? いえ・・・叶います!大多数の人が叶えられなかっただけで、夢は叶います。ただ、それがどんな形となって実現するかはやってみないとわかりません。私は子供の頃は漫画家になりたかったんです。そして大きくなってからはアーティストやデザイナーになりたかった。 若いときはフリーのライターにも憧れました。そして今はそれが叶っています。なぜこれほ
あなたの人生を輝かせるコミュニケーションの力 A New way of Improving & Caring for Oneself プロローグ 企業研修インストラクターとして、さまざまな業界、さまざまな業種の方々の、成長のお手伝いをしてまいりました。一般にコミュニケーション・スキル、ヒューマン・スキルと呼ばれるものを数日かけてお伝えしていく中で、仕事への取り組み方はもとより、ものの考え方、人とのかかわり方、ときに自分の価値観や人生観までも変えて輝きだす場面に数多く立ち会ってきました。人が成長するためには、ちょっとした、けれども決定的に大切なヒントがあって、それを知ることで、癒され、励まされ、自分を活かし、人に好かれ人を好きになり、仕事も人生もより輝かせることができるのです。 この本では、あなたが自分の力に気づき、自分に癒され励まされ、もうこれ以上の頑張りはやめて楽になり、なりたい自分へと
「批判」は、私たちの生活の重要な一部です。しかし、フィードバックという正の面がある一方で、皮肉やあてこすりといった負の面があるのも事実。では、批判にどう向き合えばよいのでしょうか。「99U」では、批判にうまく対応し、有益な情報を得るための5つのポイントを以下のように解説していました。特に、ブログなどであなたが公衆の面前で言ったり書いたりしたことに批判があった場合を想定しています。1. 自由に批判させる。ただし、煽らない。 「泣けばスッキリする」ということもあります。不満のはけ口を与えれば、痛みは緩和されるものです。批判コメントは削除せず残しておくほうがベター。多数のブロガーに聞いてみたところ、「辛口なコメントも放っておけば忘れ去られる」とのこと。反対に、コメントにすぐ言い返すと炎上するそうです。結局は、あなたがどう反応するかの問題です。2日ほど待っているだけで沈静化することもあります。時間
知古嶋芳琉です。 悪い口癖がその人の持っている能力を押し殺してしまうことは すでに多くの研究のお陰で明らかになっています。 良い口癖について書かれた本は、山ほどあります。 それなのに、少しも具体的に改善しようとしない人が 圧倒的に多いのも悲しい事実です。 これでは、いつまでたっても 成果が出せる人にはなれないのです。 良い口ぐせを身につけると同時に、 悪い口ぐせは言わないようにすることです。 例えば「難しい」とか「できない」という口癖があります。 「でも」「だって」「どうせ」という言い訳の口癖もあります。 「時間がない」「お金がない」「自信がない」という口癖。 これらは最悪です。 こういう口癖は 何としても言わないように治す必要があります。 これらの悪い口ぐせは、 困難ではあるけれども、 その困難な課題にチェレンジしようという意欲を 殺いでしまうからです。 --- ラニーバッシャムの「メン
ある日、部下たちがやる気を失い、指示を無視して勝手に動き始めた……。悪夢は組織のどこから引き起こされる? マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院の教授らが解説する――。 小さな反感から組織が壊れる恐ろしさ チームのメンバーがやる気をなくしたり、ミーティングに出なくなったりする。リーダーに指示されたことを拒否したり、または単にやらなかったりする。リーダー抜きでミーティングを開き始める。こうした事態はどれほど有能なリーダーにも起こりうることだ。 このようなことが起きるということは、チームがリーダーを信頼しなくなった兆候かもしれない。リーダーにとって、意気阻喪させるひどい経験になりかねないが、こうした事態は修正できないわけではない。 目の前で起きていることに虚心坦懐に向き合い、チームの考えに耳を傾け、率直に話し合うことによって、リーダーはチームの信頼とリーダーとしての影響力を取り戻
小学校のとき、学校の先生から、「勉強はみんな大切だけど、文章を書く力だけは身につけておいたほうがいいよ。社会に出てから役に立つよ」としばしば言われた。 そのときは、そんなものかな、と思っていたけれども、今になってわかる。確かに、文章を書く力は、社会人としての基礎的な「インフラ」である。そして、仕事を進めていくためにも、力のある言葉の助けは欠かせない。 会社などの組織でも、文章力は大いにものを言う。組織が大きくなるほど、直接会って話すことができない人が増える。「文章」を通しての「遠距離」のコミュニケーションが不可欠となる。 課題になるのは、いかに人の心を動かすかということであろう。論理だけでは足りない。かといって、情に流されてもいけない。言葉を発する人の人生のさまざまが凝縮して文章に表れたとき、それを読む者の心と体はすでに動き始めている。 文章の重要性は、インターネット時代になってより大きく
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