『世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60』(ジム・ロジャーズ著、プレジデント社)の著者は、ご存知のとおり世界的に大きな影響力を持つ投資家であり、多くのベストセラーを生み出してきた作家。 米アラバマ州の小さな街に生まれた彼は、奨学金でイェール大学を卒業し、オックスフォード大学ベリオールカレッジ修了。そののち投資家のジョージ・ソロス氏と投資会社クォンタム・ファンドを設立し、巨額の富を獲得。37歳で引退してからは世界を旅し、シンガポールへ移住したという華々しい実績を持っています。 本書は、そんな著者ならではの視点に基づいた投資哲学集。とはいえ難解なものではなく、人生哲学としても読むことが可能。その60項目は要約する必要がないほどシンプルな短文なので、きょうはもうひとつのトピック、すなわち併載されたコラムに焦点を当ててみたいと思います。 ジム・ロジャーズの財布の中身 なにしろ世界的な投資家で