2009年10月05日 教育工学の4つの流れ? だいぶ時間が経ってしまったが、9月の19日から21日、教育工学会の大会に参加してきた。 これは私見だが、近年の教育工学会の研究発表は、4つの大きなカテゴリに分けることができるように思う。これらは、「教育工学」という言葉をどう捉えるか、という立場の違いでもある。 第1のカテゴリは、教育にICTを利用しようとするものである。一般研究発表で最も多い「e-learning」はインターネットを教育に活用するものである。課題研究の「新しい技術・メディアを活用した教育支援システム」「ゲーム・シミュレーションを使用した教育」なども同様である。このカテゴリの研究の特徴は、まず技術ありきで、それを教育に活かす、という順序になっている点である。 第2のカテゴリは、工学的な手法を教育実践や評価に適用しようとするものである。教育工学研究の起こりに関するひとつの大