中国沿海部の浙江(せっこう)省で、新たな道路建設による立ち退きを住民が拒否し続けたところ、住宅の周りを取り囲むように道路が整備され、中国国内で波紋が広がっています。 中国沿海部の浙江省温嶺(おんれい)の郊外では、新たに建設された道路の真ん中に5階建ての住宅が建つという、異様な光景が広がっています。 この道路は、駅に通じる新たな道路として整備が進められていて、立ち退きの対象となった住民の多くは、地元政府が提示した別の場所にすでに引っ越しています。 ところが、この住宅を所有する60代の夫婦は、地元政府が提示した補償額の26万元(日本円で340万円余り)では新たな住宅を建設するには十分でないとして、4年近くにわたって立ち退きを拒み続けた結果、住宅の周りを取り囲むように道路が整備されてしまったということです。 地元政府は、夫婦には補償金のほか、別の場所に土地を提供するとしており、立ち退きに対する標