T2K実験国際共同研究グループによると、ミュー型ニュートリノが飛行中に電子型ニュートリノに変化する「電子型ニュートリノ出現現象」が存在することを示す決定的な測定結果が得られたそうだ(高エネルギー加速器研究機構のプレスリリース、 NHKニュースの記事、 MSN産経ニュースの記事、 本家/.)。 T2K実験(東海-神岡間長基線ニュートリノ振動実験)は、茨城県東海村のJ-PARCで作り出したニュートリノビームを岐阜県飛騨市神岡町にあるスーパーカミオカンデで検出するもの。今回の結果はは2010年1月から2013年4月までにスーパーカミオカンデで検出したニュートリノ事象のうち、J-PARCからビームを打ち出した時間と同期しているものを解析したもの。電子型ニュートリノが物質と反応すると電子が生成されるが、ビームと同期するニュートリノ事象532個のうち、28個で電子の生成が確認されたという。このうち、電