タイトル保持者があっという間に打ち破られ、トップの椅子に就く者の顔ぶれが次々に入れ替わる――。荒武者たちが激しいつばぜり合いを繰り広げているのが、今の将棋界の姿である。 王将リーグに臨む郷田は47歳。20〜30代の棋士たちの活躍が目立つ中、7人の中では最年長となる40代でただ一人の挑戦。2番目に年齢の高い渡辺明とは一回り以上も離れている。 しかし、郷田と話していると、王将リーグに出場するどんな棋士よりも若々しさを覚える。淡々とした口調ながらも、所々に熱を込めて勝負に対する執念を感じるのだ。コンピューターを活用する若手の実力を認めつつ、30年以上「勝負の世界」で培ってきた、汗をかいて一生懸命考え続ける力への確信は揺らぐことはない。 今なおタイトルへの貪欲な姿勢は枯れることのない。それこそが厳しい戦国時代に突入した将棋界で、この年齢でも最前線に立ち続けていられる理由なのだろう。(編集部) 19
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