台湾の馬英九総統は7日に行なわれた行事で、今後政府機関文書において大陸に対して「中国」という呼称を用いないようにすることを求めた。鳳凰網が伝えた。 馬総統は7日の新春茶話会の席において、現在の政府機関文書上でしばしば「中国」の文字が見られることを指摘。これを1992年に大陸・台湾双方で「1つの中国」との共通認識を確認した「92共認」に反するとして「中国」の呼称を用いないようにすることを求めた。 また、馬総統は両岸関係に関する法律の枠組みを構築することは、両岸の位置づけを明確にすることになり、台湾地域での選挙や政権交代のたびに起こる言葉上の混乱を防ぐことができると述べ、ルール作りの重要性を各閣僚に説明したという。 今回の発言は、台湾政府各機関の官僚の一部に政治的な敏感さが不足しており、しばしば誤解の火種を生んでいる現状を考慮してのものと思われる。(編集担当:柳川俊之) 【関連記事】
7日、中国本土に進出している台湾の企業が人件費の高騰により経営難に直面しているが、今後は経営の方向性の転換を迫られることになる。写真は10年4月、広東省で行われた台湾名品博覧会。 2011年2月7日、台湾の中国評論新聞網によれば、中国本土に進出している台湾の企業が人件費の高騰により経営難に直面しているが、今後は経営の方向性の転換を迫られることになる。 【その他の写真】 北京市では1月に最低賃金(月額)が20.8%引き上げられ1160元(約1万4500円)となったが、2月には江蘇省でも1140元に引き上げられるほか、広東省は3月から1300元となる。賃金が上昇すれば、賃金ベースで計算される社会保険料や住宅公共積立金、時間外手当なども軒並み上がることとなり、企業の支出は実際には最低賃金の上げ幅の2倍近くにものぼるという。 主に中国本土のニュースを扱う台湾「旺報」(Want Daily)に
米アップル社はこのほど、部品製造を委託する中国江蘇省蘇州市の台湾系企業、聯建(中国)科技有限公司の工場の製造過程で作業員137人に健康被害が出たことを認めた。元凶は、ディスプレーをふく際に使っていた有機溶剤ノルマルヘキサンだった。 27歳の男性、賈景川さんは健康被害を受けた1人だ。今は作業環境が改善され、持ち場も変わったが、心の傷はまだ癒えず、体も健康な状態に戻っていない。「寒い時期なのに手にも足にも汗をかく」と話す。 聯建は蘇州工業園区で1999年末に設立された。薄型ディスプレーや関連部品の生産を行っており、現在、1万6000人が働く。労働者の平均年齢は20歳前後だ。 同社ではディスプレーの製造過程でノルマルヘキサンを使用しており、09年8月から作業員の一部でめまいや手の痺れなどの中毒症状が出ていた。 賈さんは、09年5月ごろから、汗をかきやすくなり、全身のだるさと足の痛み、筋肉
3日、台北市内の繁華街で日本人観光客2人が飲食店のシャッターにスプレーで落書きしていたところを警察官に見つかり、6000NT(約1万6000円)の罰金を科された。写真は台北市。 2011年3月3日、台湾紙・聯合報によると、台北市内の繁華街で日本人観光客2人が飲食店のシャッターにスプレーで落書きしていたところを警察官に見つかり、6000NT(約1万6000円)の罰金を科された。中国新聞網が伝えた。 【その他の写真】 日本人の若者2人による落書き騒ぎがあったのは2日深夜。台北市内の繁華街、忠孝東路にある飲食店のシャッターに落書きしていたところを巡回中の警察官に見つかった。2人は野次馬に中指を立てるなど反省の様子が見られないことから、警察は台北市環境保全局に引き渡し、そこで6000NTの罰金が言い渡された。店側は賠償などを求める意向は示していないという。 2人は都内でデザインを学んでいると
「夢のチャーハン」と言うと、夢のようにすばらしいチャーハンを思う人がいても不思議ではないから、最初にお断りしておかないといけない。その逆なんだ。こんなに貧しいチャーハンはないとくらいのもの。じゃあ、貧しくてチャーハンを夢に見るのかというと、そうでもないのだけど、だいたいあってるとも言える。夢に見たのだ、そのチャーハン。 夢のなかの出来事だと後でわかるんだけど、夢を見つつも、なんか変だなとは思っている。そんな夢にありがちな雰囲気。さて食事か、と僕は思っている。冷蔵庫を開く。冷や飯以外にさしたる食材はない。これはもう最終炒飯(参照)だなと思うけど、ネギもない。だめだ。かくなる上は冷や飯に水でもかけて食うかと嘆息すると、年老いて痩せて、ちょっと汚れた調理服を着た中国人の料理人がニコニコとやってくる。誰、この爺さん。 「チャーハン、できるよ」という。 「ネギないんですよ」と僕は答える。 「ネギ、い
Table for Two:「二人の食卓」 世界に住む70億人のうち、10億人が飢えに苦しむ一方、10億人が肥満など食に起因する生活習慣病に悩んでいる。WHO(世界保健機構)によれば、世界の死亡と病気の原因は、第一位は肥満、第二位は飢餓であり、戦争、事故、感染症などを大きく上回るという。 これは何とも皮肉なことではないか? この深刻な食の不均衡を解消するため、日本で創設されたNPO法人が “Table for Two”(TFT)。アイデアは2006年6月、カナダ・バンクーバーで開かれた世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダー(YGL)会議にて、3人の日本人YGLによって生まれた。 仕組みは極めてシンプル。提携企業内カフェテリアの定食を購入すると、1食につき20円の寄付金が開発途上国に送られ、子どもの学校給食になる。 20円というのは、開発途上国の給食1食分の金額。つまり、先進国で1
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