(CNN) 10代の米人気歌手、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)やジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)の手紙には、その傾向がはっきりと見てとれる。手書き文字のひどさだ。有名人の「10代の自分への助言」を特集した本に掲載された2人の手書き文は乱雑で、筆記体のサインに至っては、かろうじて判読できる程度だ。 カナダの芸能記者ジャスティン・キング氏によれば、10代のスターたちの字が下手なことは業界に知れ渡っているという。キング氏は「30代以上の芸能人のサインはもっとずっと読みやすい。しかし、(10代の)若手世代に至っては、名前の頭文字と、サインにくっついているハートマークが読み取れればいい方だ」とこきおろす。 米国ではほとんどの州で筆記体が必修ではなくなった。約46州は筆記体を必修としない教育課程を採用。インディアナ州は先ごろ、秋から始まる新学期では、筆記体の必修を廃止
カイロ(CNN) エジプトで7日から8日にかけてイスラム教とキリスト教の一派コプト教の宗教対立が激化し、政府は臨時閣議を招集して対応を協議した。 国営テレビによると、首都カイロでは教会前で衝突が起き、少なくとも12人が死亡、232人が負傷した。当局によれば、キリスト教からイスラム教に改宗した女性が教会内に監禁されているとのうわさが広まり、暴動に発展したという。 シャラフ首相は予定していたバーレーンとアラブ首長国連邦(UAE)への訪問を延期し、臨時閣議を開いた。 在エジプト米国大使館付近には8日、コプト教徒のグループが集まり、同国のキリスト教徒を守ってほしいと国際社会に訴えるとともに、エジプト政府の対応は不十分だと批判した。 カイロ近郊の街では、キリスト教徒を中心とする数百人が融和を呼びかける集会を開いたのに対し、周辺の建物の屋上から石やれんがが投げつけられるなどして暴動に発展。治安部隊が出
(CNN) ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国によるBRICS首脳会議が14日、中国南部のリゾート地三亜市で開かれた。閉幕時に発表された「三亜宣言」では、経済面での合意に加え、欧米主導の対リビア空爆への反対などが盛り込まれた。 BRICS会議は今年で3回目となる。議長を務めた中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席、ロシアのメドベージェフ大統領、ブラジルのルセフ大統領、インドのシン首相に加え、新たに南アフリカのズマ大統領が参加した。 リビア情勢をめぐっては、「武力行使は避けるべきだとの原則で合意した」と表明し、平和的解決を求めた。国連安全保障理事会でリビア上空への飛行禁止空域の設定決議が採択された際、ブラジル、ロシア、インド、中国は投票を棄権していた。一方、南アフリカは賛成していた。 5カ国は、国連安保理の改革と多様化を求めることでも一致。「今日の世界的課題により効果的に
(CNN) アリゾナ州で6人が死亡、13人が負傷した銃乱射事件後も、銃規制に対する米国民の基本的な考え方にほとんど変化のないことが、CNNとオピニオンリサーチが17日に発表した世論調査で浮き彫りになった。 一方で、半自動式の銃や大容量弾倉に対する規制や、銃購入者の身元確認、購入可能な銃の数量制限などに対しては、大半の国民が賛成している実態も示された。 調査では、銃規制の反対派と賛成派がほぼ同数いることが分かった。一切の銃規制に反対すると答えた人が7人に1人いた一方、警察官などの当局者以外は銃の所持を禁止すべきとした人も7人に1人だった。また、緩やかな銃規制を支持する人が約3人に1人だった一方、厳格な銃規制を支持する人も約3分の1にのぼった。 CNNで世論調査のディレクターを務めるキーティング・ホーランドは、今回の調査結果は2009年夏の結果と変わりなく、アリゾナ州の事件が世論に影響を与えて
(CNN) オーストラリア政府は8日、同国の先住民であるアボリジニやトレス海峡の島しょ民の特別な地位を憲法で認めるための手続きを進める方針を明らかにした。 ギラード首相は声明で、「オーストラリア憲法は我々の政府制度の基盤となる文書だが、最初のオーストラリア人たちの特別な地位を認めるものになっていない」と述べた。 先住民指導者や憲法学者、議員などからなる委員会を設置し、憲法改正を問う国民投票の実施に向け、2011年中に国民的議論を進める方針。また先住民と他の国民との格差を埋めるため、初等教育や保健、雇用、住宅などの分野で改革や投資を進めるともいう。 オーストラリア議会は2008年、アボリジニなどの先住民が長年にわたり不当な扱いを受けてきた歴史を認め、公式に謝罪する決議を採択。当時のラッド首相が謝罪した。 同国政府は1970年までの60年間、混血のアボリジニの子供たちを児童保護と称し、家族から
ハバナ(CNN) キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長がメキシコのラ・ホルナダ紙とのインタビューの中で、かつて革命政権下で同性愛者が迫害されていた事実を認めた。 インタビュー記事は8月31日付の同紙に掲載された。インタビューはカストロ前議長の自宅で5時間にわたり行われ、30日には前半の内容が同紙に掲載されていた。 カストロ前議長は革命軍が権力を掌握した1959年から2006年まで政権の座にあった。 1960~70年代のキューバでは、同性愛者であることを公表していた男性は罪状も裁判もないまま強制労働収容所に送られていた。 これについてカストロ前議長は、重大な不公平だったと認め、「誰かに責任があるとすれば、それは私だ」と述べた。「生きるか死ぬかというようなひどい問題が山積していたため、(同性愛者への処遇に)十分な注意を払っていなかった」とも語った。 キューバでは1979年以降、同性愛者
(CNN) 米同時多発テロから9年目に当たる9月11日にイスラム教の聖典コーランの焼却集会を計画しているフロリダ州の教会は24日、武装キリスト教団体が当日の教会警備に当たると発表した。 同州ゲインズビルにある無宗派の「ダブ・ワールド・アウトリーチ・センター」は、9月11日を「国際コーラン焼却デー」とし、犠牲者をしのんで反イスラム集会を開くと予告。インターネットでキリスト教徒に参加を呼び掛けている。 同教会のテリー・ジョーンズ牧師によると、「ライトウィング・エクストリーム」という団体から、この日のためにメンバー500〜2000人を派遣したいとの申し出があり、受け入れることにしたという。ジョーンズ牧師はこの団体について、武装民兵組織と説明している。 ジョーンズ牧師は電子メールでCNNの取材に応じ「われわれは殺人やテロの脅迫を受けており、こうした警備は絶対に必要だ」と述べた。米連邦捜査局(FBI
米テキサス州フォートフッド(CNN) 米テキサス州のフォートフッド陸軍基地で5日発生した銃乱射事件で、警察は同日夜、陸軍少佐のニダル・マリク・ハサン容疑者(39)が住んでいた同基地近くのアパートを家宅捜索した。同容疑者はヨルダン系米国人で、事件当日の朝、アラブの伝統衣装姿でコンビニエンスストアに立ち寄っていたことなども判明した。 乱射事件では兵士ら12人が死亡、31人が負傷した。ハサン容疑者は現場で警官から複数の銃撃を受けて拘束された。基地に近い町キリーンの自宅アパートでは、機動隊員のチームが、米基地内では史上最悪とされる乱射事件の手がかりを求めて捜索作業にあたった。 基地内にあるコンビニの店長によると、ハサン容疑者はほぼ毎朝、コーヒーとポテトを買いに訪れていた。店内の防犯カメラが当日とらえた映像には、事件の約7時間前、同容疑者とみられる人物がアラブ式の服装で、飲み物を手にレジの前に立つ姿
(CNN) 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は21日、アフガニスタン産の麻薬に関する報告書をまとめ、世界で年間10万人が同国産の麻薬により死亡していると発表した。 アフガニスタンのケシを原料とするヘロインやアヘンなどの麻薬は世界で約1500万人が利用。それによる北大西洋条約機構(NATO)加盟国の年間の死者数は、アフガンでの8年間の戦闘で死亡したNATO軍兵士の総数の5倍に上るとしている。 麻薬市場の規模は650億ドル(約5兆9000億円)相当に上り、テロ組織や中央アジアの反政府勢力の資金源にもなっているとUNODCは推定。アフガニスタンの旧支配勢力タリバーンは麻薬の生産、ケシ栽培業者の保護、密輸に深く関与し、過去4年で4億5000万―6億ドル相当の利益を上げたと見ている。 アフガン産の麻薬は欧州とロシアが合わせて半数弱を消費。単独の国としてはイランの消費量が最も多く、中国でも広まっている
(CNN) ウィスコンシン州の巡回裁判所は11日までに、37歳男性をモーテルに誘い出し、ベッドに縛り付けて、性器を強力な接着剤で腹部に張り付けていた女性4人の裁判開廷を発表した。女性の弁護士が明らかにした。 性的暴行、脅迫暴行などの罪を問うとみられる。一部の女性は無罪を主張している。男性は窃盗、児童虐待など別件の事件で拘束されていたが、審理で証言し、女性たちの行動は「暴行」と主張した。 女性4人には男性の妻と友達が含まれる。男性が、妻を除く女性3人全員と性的関係があることが分かった後、仕返しを図ったとみられる。法廷書類によると、男性は女性4人に問い詰められることを知らずにモーテルを訪ねたという。 部屋には最初、女性1人だけがおり、そそのかして男性を縛り付けた後、他の女性を呼び出していた。4人はこの後、約1時間半にわたって男性をなじり、平手打ちを食わせるなどし、性器を張り付けていた。 4人は
(CNN) 国連の世界食糧計画(WFP)は16日、不況の影響で世界の飢餓人口が初めて10億人を突破する見通しだと発表した。今年の食糧援助予算としてあと30億ドル(約2700億円)が必要だと訴えている。 WFPによると、経済危機と食糧費高騰のダブルパンチで各国政府などからの寄付が減る一方、援助を必要とする人は増え、食糧援助の規模は20年ぶりの低い水準にまで落ち込んだ。 今年は世界74カ国で1億800万人の食糧援助を目標としているが、目標達成に必要な67億ドルのうち、実際に確保できたのは27億ドルにとどまっている。 このままでは10月以降、ケニアやソマリアで行っている援助は50%の削減、バングラデシュでの援助は80%の削減を強いられる見通しだという。
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