9日間の間に4度先発したセルジオ・ロモ (写真:getty Images)この記事の写真をすべて見る 野球の母国アメリカで150年以上の歴史を持つメジャーリーグ。長きに渡り野球というスポーツが研究されてきたが、今日に至っても新たな作戦のトレンドが毎年のように生まれ、各チームがより多くの勝利を掴むために様々な“実験”がなされている。 そして今シーズンも野球の根本を覆すような新戦術が誕生した。それは主にタンパベイ・レイズなどが採用している、試合の初めからリリーバーを起用するというもの。現代の野球では先発投手が試合の中盤から終盤までを投げ、そこから救援投手につなぎ、リードを守り切るというのが正攻法の戦い方だ。しかし、この戦法ではいわゆる先発投手という概念がなく、初回からリリーフ投手が起用され1イニング、もしくは2イニング程度ですぐにマウンドを降り次の投手につなぐというもので、これまでの常識を完全
