海自隊員死亡 15人対戦の半ばで棒立ち、それでも続行(1/2ページ)2008年10月14日15時16分印刷ソーシャルブックマーク 「遺族に申し訳ない」と謝罪する杉本正彦・海自呉地方総監=13日午後5時10分、広島県呉市の海自呉地方総監部、加戸靖史撮影 精鋭部隊を志していた若い自衛官の命を奪ったのは、「訓練」とは名ばかりの集団暴行だったのか。広島県江田島市の海上自衛隊第1術科学校で起きた3等海曹の死亡事故。海自側は異動の「はなむけ」と説明するが、転出直前の15対1の異例な対戦に、遺族の疑念と悲しみが募る。 海自関係者によると、3等海曹が参加した徒手格闘訓練の相手となった隊員の1人は、海自の調べに「3等海曹は7、8人目を相手にしたとき、棒立ちの状態だった」と証言し、15人を相手にする予定だった訓練の半ばで、すでに体力を相当消耗していた様子を明かしているという。ただ、相手に反撃する意思も見せたた