【オスロAFP=時事】93人が連続テロの犠牲となったノルウェーで、最高刑である禁錮21年は軽過ぎるとして、アンネシュ・ブレイビク容疑者(32)に死刑や終身刑の適用を求める声が広がり始めている。 同国では1979年に死刑が全廃されており、どんな重罪でも収監は原則21年まで。今回のテロ事件に当てはめると、最高刑が適用されたとしても1人の殺害につき刑期は82日ということになる。 これについて、インターネット上の交流サイト「フェイスブック」では「多くの罪なき人を殺したブレイビクに生きる資格はない。死刑を」との意見が書き込まれ、24日までに1783人もの賛同者を集めた。 ただ、多くの人は死刑復活に慎重な立場で、「ブレイビク容疑者のような人は普通の人々の中に戻すべきではない」(イラン出身の店員)として、終身刑導入など刑罰厳格化を求める意見が大勢を占めている。 【関連記事】 〔写真特集〕知ら